旅が終わったのです -沖縄旅行-

 

飛行機の旅は帰りが面倒だ。
特にまだ明るいうちに飛行機に乗らなければいけない場合、時間配分に気を遣う。


四国に戻る便は14時の後半。一応、午前中は丸々遊べるはずだけれど、遠くに行くことも、のんびり過ごすこともできない。日常生活における「1時間以上は駐車料金が有料の図書館」みたいなものだ。

沖縄では那覇の中心街に投宿していた。
観光客が多い国際通りまで徒歩数分とまではいかないが、散歩気分で訪れることもできる立地。

昨晩もずいぶん探検したが、今日も早朝から国際通りとその周辺、市場や「やちむん通り」や、その裏通りを歩き回った。午後には帰るとなると、それくらいしか安心して楽しめる”旅のアクティビティ”が無い。

 

 

沖縄旅行ではいつも必ず牧志公設市場の辺りを歩き回る。どんどん建物が更新されているけれど、雰囲気が大好きなのだ。
数年ぶりに訪れても土地勘がすぐに蘇るくらいには歩いている。
映画館の周辺でコーヒーを飲むのも個人的定番。

 

逆に、どれだけ歩いても車で走ってもよくわからないのが那覇市の全体像。
今日はお土産(自分用の食材など)を買うために、あるいは食事のためにレンタカーで那覇市を走り回って、ようやく「街のかたち」を理解することができた。でもたぶん、次に訪れたときには忘れているだろう。

那覇市は「起伏があり規模が大きい高松市」と理解した。つまり旅行者には面倒が多い。しかし車のマナーはとても良いので走っていて安心できる。それに比べて高松市は…というのは今回の日記とは関係ない。

 

朝からやっている*1琉球料理の定食屋さん「みかど」で朝ごはんを食べた。
好物の「ゆし豆腐」を注文。これまた好物の「ジーマミー豆腐」も食べる。
「ゆし豆腐」と注文すれば、もちろん定食が来る。沖縄ではこれが当たり前で、そしてかなり量が多い。「ごはん少なめで」と言えば減らしてくれるけれど、それでも普段のお茶碗1杯より多い。
そもそも「ゆし豆腐」が多い。丼いっぱいの汁物は、美味しいけれど朝食には多すぎる。さらに卵焼きや焼鮭や焼いたハムも付くのだから「ホテルのバイキングは食べ過ぎちゃうから」とキャンセルした配慮が水の泡である。

 

おいしい沖縄料理

おいしい沖縄料理

 

 

そういえば昨晩食べた「スミ汁*2」も量が多かった。一人暮らしをしていると遭遇する、丼の上から下まで具材に満たされた汁物の、あの量だった。


昨晩のお店「ミルク」はお気に入りで、前回も訪れた。何を食べても美味しくて、そして前回も今日も「単品のつもりで注文したらご飯と小鉢と味噌汁が付いてきた」と驚く観光客がいた。
ちなみにスミ汁を食べていたら、小さなソーキそばをサービスしてくれた。お腹いっぱいにもほどがある。


昨晩はそのあとにブルーシールアイスクリーム(ピスタチオと田芋)を食べ、ホテルに戻る前にステーキ(200gで千円だった…)を食べた。不摂生極まりない。どうかしていたのだ、あの夜は。

goo.gl

 

 

ともかく今日の午前中は、まずたっぷりとした「ゆし豆腐」の朝食を食べたあとに、街を探索したのだった。
記録を見たら*3モノレールで4駅ぶん歩いていた。小さな丘を2つ超え、別のルートで川沿いに歩いて、さらに海まで歩いた後にホテルに戻っていた。
ちょっと歩き過ぎた。
移動中、サーターアンダギーやテンプラ(この2つの違いがわからない)をもぐもぐ食べ、ひたすら水や茶を飲んでいた。
露天や市場で果物やモズクも買った。
暑さと日照、坂道の連続は苦行に近いが、でも楽しい時間だった。

ホテルで身支度をしてチェックアウトした後は、車で那覇市街を観光した。といっても首里城などは以前に何度か訪れたことがある。今日は大学の構内(緑が多い)や小さな墳墓などを見て回る。
それから地元のスーパーマーケットやケーキ屋さんにも行き、買い物をする。今の生活では、日常的に会って土産を渡すような友人もいないから、ほとんど自分用。お麩や調味料、乾物を色々、それから郷土菓子も買い込む。
今回はキャリーケースを使っているから柔らかいものも壊さずに運ぶことができる。出張にも使える容量のキャリーケースに最低限の夏用旅自宅で出発したのは、この土産スペースを確保するため。変な缶詰だって余裕で入る。

 

それからパン。沖縄の菓子パンは珍しいものばかり。パンは持ち帰るのに苦労するのだが、今回は楽勝である。

 

地元パン手帖

地元パン手帖

 

 

沖縄最後の食事は「古民家食堂」で。
古民家風の郷土食ごはん屋さんなんて今どき珍しくもないが、かの地では「本当の古民家」と「古びたコンクリート建築」が併存しているので、木をふんだんに使った古民家風は逆に新鮮。

ここも千円以下で沖縄料理のランチが食べられる店。観光客も多いけれど地元の人もいて、彼らはとんかつ定食などを食べている。

僕は「野菜と豚肉の煮物」を注文した。野菜中心の料理が食べたかったので。でもこれは、野菜(レタス、大根、人参)と一緒に、豚肉が4種類くらい並ぶ、立派な肉料理だった。豚足や三枚肉(皮付き)など、煮込んだ肉が好きな人にはたまらない料理。
あっさりした味付けはお年寄り向けかもしれない。僕はお年寄りではないけれど気に入った。

ちなみに食後に氷ぜんざいを注文した。美味しかったが、食べすぎだ。

 

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レンタカーを返してそのまま空港へ。この時はまだ余裕があった。
でも荷物を預けるカウンターがおそろしく混雑していて(「面倒なお客様」が3組ほど頑張ってくれたので、列が完全に止まってしまった)時間がぎりぎりになった。あと少し遅ければ出発ロビーを走ることになった。しかも数十人で。
こういう事があるから飛行機は怖い。
結局、空港内を探検するなど、旅の最後の楽しみは断念することになった。

 

 

帰りの空路は順調。


高松空港から帰宅するまでの間に、スーパーマーケットや書店に寄った。
その時は「ちょっと疲れが溜まっているな」程度だったのに、家で一息ついていたら頭痛が酷くなった。外は猛烈な雨。低気圧のせいかもしれない。
とりあえず生姜湯を飲み、葛根湯を服用し、沖縄で買った月桃茶も淹れた。
明らかに食べすぎなので食事は野菜ジュースとヨーグルトのみ。頭痛は鎮痛剤(バファリン)を半錠飲んだら収まった。

今になってほんのりとお腹が空いてきた。
手元にはサーターアンダギーがあるけれど、これを食べたら駄目な気がする。とりあえず寝る。

良い旅だった。夏の沖縄、なるほど楽しい。

 

大学的沖縄ガイド―こだわりの歩き方

大学的沖縄ガイド―こだわりの歩き方

 

お題「ひとりの時間の過ごし方」

お題「もう一度行きたい場所」

お題「思い出の味」

 

 

 

 

*1:24時間営業かもしれない。沖縄には終夜営業の定食屋さんが多い。

*2:イカスミを使った汁物。漢字では『墨汁』になる。柔らかいイカがたっぷり、豚肉や貝、大量の大根と人参が入っている。よもぎが良い風味を出す。

*3:グーグルが経路も訪問先もすべて覚えていた。