バクラヴァと路側帯

朝から午後までは部屋に籠もって就職活動を行う。同時進行でフリーランスの制作仕事も進める。
何度か節約のためにエアコンの電源を切るが、あっという間に暑くなってしまう*1
これならばパソコンを抱えてスターバックス・コーヒーか何処かに行ったほうが楽かもしれない。求職者には辛い季節がやってきた。

 

夕方から自転車で外に出る。
スーパーマーケットやスポーツ用品店を巡り、郊外の幹線道路を走る。
この土地に引っ越してから、自転車が車道を走ることを露骨に嫌がる人に何度か遭遇している。
自分はだいたい白線の真上を走っている。
今日は信号で止まった時に「兄ちゃん、自転車は歩道やで!」と言われてしまった。わざわざ窓を開けて声をかけてくるのだから凄い。僕の前にいたロードバイク乗りの2人にも、微速前進してから声をかけていた。
しかし法律はもちろん、最近は常識としても浸透してきているルールを真っ向から無視するというのはちょっと驚く。

いや自分だって、車を運転中に自転車趣味の人達が横を走り抜けていく時にひやっとする事もあるし、追い抜く時に邪魔だと思うことはある。しかしそれでも、わざわざ他人に干渉しない。
自分が歩道の自転車レーンを走る時に逆走してしまうこともあるけれど、それを正しいとは考えない。

大人になってから、あちこちに自転車を運んで乗っている。こと「規範の根っこを法律・公共のルールに持つ」点において、東京都心や横浜市街は日本でも抜きん出ている。最低限のルールさえ守っていれば迷惑はお互い様、不具合は黙って融通を効かせあえばいい。地方からの訪問者としては楽なものである。

基本的に田舎に行けばその傾向は弱まるが*2、田舎はそもそも交通量も少ないのでそれほど気にならない。そして中央から離れると、自転車にとって最も脅威である大型トラックそのものがルールとなる(野蛮だ。)。

つまり「気持ちはわかるが、ここは公のルールを尊重しようじゃないか」と考える人は、都市部のほうが多い。そして自分の感触では、そういう規範精神みたいなものは、年を追うごとに全国に浸透している*3。 

せとうち すてきな旅CAFE 森と、海と、島のカフェ案内 岡山・香川

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今住んでいる香川県は交通量自体は大したことはない。
高松市は県庁所在地らしい街並みから、中心街と旧市街地の街路、そして郊外の幹線道路と、バリエーションに富んでいる。迷路みたいな細い道が「市道」だったりするので恐ろしい。まあ、「車社会」と言ってかまわないと思う。
でもその割には、かなりフリーダムな人が多い。自転車の逆走は当たり前だ。
逆に片側二車線で中央分離帯があるような道を、お婆さんがゆっくり横断していることもある。

「四国の運転マナーは特殊」とあちこちで言われている。
高松市とその周辺は、車の絶対数の少なさにより自転車でも自家用車でも走りやすいとは思う。「特殊」とはいえのんびりしたものだ。
しかし未だに、「自分が気づかないうちに相手を怒らせているのではないか?」という疑いが払拭できないでいる。これが地方ルールの面倒なところだ。

 

新・自転車“道交法

新・自転車“道交法"ブック (エイムック 3721)

 

 

 

 

遅めのお茶の時間を、トルコレストランの「EFES Cafe & Restaurant」で過ごす。ガラスのコップで飲むストレートの紅茶、いわゆるチャイだ。
そして「バクラヴァ」とトルコアイスも食べた。

バクラヴァは好物。
ギリシャや中近東、地中海沿岸にある「シロップを浸したパイ菓子」の一種。材料の砂糖や蜂蜜より甘い逸品もあるが、この店のものはとても上品。アイスと一緒に食べると良い、と勧められたので従ったところ大正解だった。

有るところでは当たり前に手に入り、そうでない場所では探しても見つからない、そういう種類のお菓子。自転車で行ける範囲で食べられるのは嬉しいことだ。

 

お題「これって私だけ?」

お題「今日の出来事」

 

 

 

*1:おそらく、稼働したままのほうが電気代はかからなかっただろう。

*2:大阪は知らない。
京都はタクシーやバスが凶暴な印象。
よく言われるように、名古屋は巨大な田舎だ。

*3:極端な“自分ルール”の人や集団はもちろん存在するけれど、それはまた別の話。