昼にカエル

まだアラームが鳴らない時間、外は明るいのにカエルの鳴き声が聞こえていた。寝起きのぼんやりした頭で「そういえば昨日、隣の水田に水を入れていたな」と思いだし、そして「四国のカエルは昼も鳴くのか」と納得して、二度寝した。

携帯電話のアラームに起こされてから気がづいた。
今日は雨が降っている。
空は厚い雲に覆われていて、とても暗い。ならばカエルも鳴くだろう。

午後になっても雨は続いている。それなりに明るくなってきたせいか、午後からはカエルは鳴いていない。

 

 

 

 

 

いま節約生活中ということもあり、とても暇だ。
四国観光や周辺地域の散策を、わざわざ雨の日にすることも無い。見たい映画も無い。屋根があって快適な場所に行けば、余計な買い物をしてしまう。
だから家に籠もって、読書と映画(Amazon配信)に勤しんでいる。読書はとても集中できるが、なぜか突然の眠気に襲われる。
パソコンの画面で観る映画は集中できない。iMacに新しく追加したモニターは通知などが集中力を削ぐので一時的に切った。それでも、いつでも一時停止できる映画を27インチの画面で鑑賞する習慣は自分にはまだ身につかない。子供の頃は、もっと小さな画面でも、粗いビデオの画質でも、映画の世界に入り込んだものだが。

あまりにつまらないので、先ほど水ようかんを作った。
大きめの密閉容器に1個分。出来合いの漉し餡と粉寒天の手抜き版だけれど、自分で煮た(そして使いどころが無くて冷凍しておいた)小豆を加えたら、あっさりして美味しくできた。

 

実はまだ、退職した時の荷物を片付けていない。
職場にはかなりの量の私物を置いていた。マグカップからデジタル機器、書籍まで色々ある。自由な職場だったし、何もかもが足りない会社だった。普段使いには大きめのトートバッグに詰められるくらいの量。なんとなく気が乗らなくて放置している。
せっかくの雨で外に出られないのだから、片付けをしなければならないのだけれど、それだけが手をつけることができない。

羊羹を作っている場合じゃない。
でもまあ、今日はもうだらっと過ごそうと考えている。そういう日もある。
夜にカエルが鳴き始めるまでは、生産的な事は何もしない。

 

物語のなかとそと 江國香織散文集

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やわらかなレタス (文春文庫)

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お題「今日のおやつ」