サドルバッグを自作する

 

先月に購入した自転車は、荷台や収納の類が全く無い。
速く走るための自転車であり、かつ折り畳み自転車でもあるので、無駄なものを付ける余裕が(設計・用途ともに)無いのだ。

ぴちぴちのタイツを履いて何十キロも当たり前に走る人達ならば、小ぶりのサドルバッグをサドル下に付けるだろう。それから、2つある「ボトルホルダー用ネジ穴」にボトルホルダーを付けて、水分補給用のボトルを載せてと、できるだけ軽い荷物で走るはずだ。

でも僕はこの自転車を、通勤およびお散歩用途として使いたい。
そうなると、小さなサドルバッグではちょっと困る。

街へのお散歩と通勤には次の荷物を常備したい。

  • レインウェア(上下)
  • チェーン錠
  • 六角レンチセット
  • ウエットティッシュ
  • 買い物エコバッグ

 

天気によっては速乾タオルも入れる。
パンク修理セットは持ち歩かない。パンクしたら諦めて自転車店に頼るか、転がして帰宅する。空気入れも持ち歩かないし。
装備のなかでは、レインウェアが最も嵩張る。ぎゅっと袋に詰めても、トマト缶2つ以上の体積を占めてしまう。あまり使わないからと安物を買ってしまったのだ。

財布やスマホは肩掛けのカバンやサコッシュで持ち運ぶが、ひたすら走る時にはサドルバッグに入れておきたい。隙間があれば水筒も入れたい。

しかしこれだけの要求を叶える、ちょうど良いサドルバッグというのは、なかなか見つからないのだ。
もちろん自転車用品の有名メーカーになら小さなものから大きなものまで各種サドルバッグが揃っている。でも、デザインが凝っていて、いかにもスポーツ用品といった感じで、好みではない。もう少しゆるっと、日常の足として使いたいのだ。そこそこの容量と、無個性なデザイン、そして折り畳みの際に簡単に取り外せること、そういう品が欲しいのだ。しかも、できるだけ早くに。

 

 

こういう時は自作に限る。
といっても、型紙を作って革を裁断して、としていたら数ヶ月かかってしまう。まずは簡易版を制作し、試作品として使い倒しつつ完全自作を目指そうと思う。

 

そんな手抜きクラフトおじさんに優しいのが「無印良品」である。安価でシンプル、寸法諸元をWebサイトで確認できるのも便利。特にデザインがシンプルなことは「取って付けました」感を減らすことに直結する。作りが簡素だから改造も楽。

 

その無印で昨日買ったのが「ミニリュックサック 黒」。1500円くらいだった。
これを持ってホームセンターに行き、ベルトの幅(20mm)に合うプラスチックのバックルやアジャスターを購入する。手芸店より安いし、バラ売りなので必要なものを考えながら買うのにはホームセンターのほうが便利。必要な数は、移動中に考えたものにプラス1個。

そして帰宅して、ベルトを数カ所切って、バックルを通し、接着剤と金具(リベット)で止めて、出来上がり。


今回は必要以上にバックルを装着してみた。リュックのストラップとハンドルを全て活用すると、いくつか長めのベルトが余るのだ。そこにバックルを付ける。これで、バッグの外側に大きなもの(丸めたタオルとか)を固定できるようになった。
チェーン錠はバッグ内に納めてもいいし、頻繁に使う時は外のストラップに絡めて固定もできる。

 

https://www.instagram.com/p/ByPjOkdgO4U/

 

さきほど試走してきた。
脚に当たることもなく、なかなか良い感じ。反射材のバッチを付けたら完成。

 

 

真っ黒のナイロン、撥水素材と書かれてはいるが汚れやすいだろう。汚れてみずぼらしくなる前に、もう少しお洒落なものを自作したいところ。でも機能性としてはこれで120%満足なのが悩ましい。

 

小径自転車(折りたたみ/ミニベロ)メンテナンス&カスタム

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