自転車を買ったらまず行うべきいくつかのこと

少し前に、タイレルのFxという自転車を買った。
惚れ惚れするような良い自転車で、大切に乗っていこうと思う。
安い買い物ではないし、手元に届くまでしばらく時間もかかったので、今回は受け入れ準備をそれなりに考えて進めることができた。
せっかくなので記録しておく。

 

■防犯登録

これは買ったお店に願いした。
通販サイトで買った場合の防犯登録については調べればやり方が色々と出てくる。

自転車はそれなりに調整が必要な乗り物なので、できれば実店舗で買うのが良いと思う。機械の調整も楽しいけれど工具を揃え試行錯誤する苦労も付いてくる。ならば多少の価格差があったとしても、実店舗で相談しながら買って、そのままその店を「かかりつけ自転車店」にするのが良い。のんびりゆるく楽しむ趣味の自転車ならば、なおさらのこと。

余所で買った自転車を持ち込みにくい店も無いわけではない*1。そういう時は、AEONとか幹線道路沿いのチェーン店がおすすめです。

 

■保安用品

道交法で定められている、あるいは安全確保のために必要な品々。ライトやベルのこと。本格的な自転車ほど付いていない。自分で選ぶのも楽しみのうちなのだ。

ベルはこれを買った。ちょうかっこいい。 

 

ライトはこれ。いや、これの小さい奴かな。ハンドル回りはシンプルにしたい派なのです。 

 

 

そしてリアはこれ。反射板は後日購入する予定。

 

手元にあったよくわからない電池式の小さな後部ライトも付けてある。

ヘルメットは持っている。手袋はまだ気に入った品が見つからない。

防犯用のチェーンはお店で格好良いものを選んでもらった。頑丈なものほど重いので、お散歩用の軽いものと使い分けようかと思案中。いずれ革でカバーする予定。

 

AXA(アクサ)  鍵 Rigid 120 / Key / Black

AXA(アクサ) 鍵 Rigid 120 / Key / Black

 

 

 

■汚れ対策(チェーン)

自転車のチェーンというのは汚れやすい。
いつの間にか、黒いべったりした汚れが付いていて、服や靴下にでも付くと大変だ。いわゆる「ロードバイク」の人達は定期的に洗浄と注油をして、軽く回るようにしているが、自分はそこまで手をかけるつもりはない。でも汚れるのも嫌。

この汚れは、チェーンに最初から塗られている油が原因。ぺとぺとした錆防止用の油が付いている。もちろんチェーンの可動部を滑らかにするための油でもあるのだけれど、それほど性能が良いものではない。
100均でも自転車店でも、チェーン用の機械油みたいなものを売っている。これは滑らかにはなるけれど、やはりぺとぺとしていて、上記の黒いべっとりした汚れの元になる。

 

 

最近は、チェーンルブという、チェーン専門の潤滑剤が売られている。500円から1500円程度で、なかなか便利。特に「ドライタイプ」は、べとつきが少ないワックス的なものが有機溶剤に溶け込ませてあって、塗ってしばらくするとワックスだけが残る。鉄粉と埃と混ざって、黒いべとべとになりづらい。チェーンを軽く回す、という性能のほうも素晴らしくて、新品の自転車がさらに快適になる。

特にこの「クリーン」は、その名の通り汚れない用に配合されている。本気で走る人には物足りない性能らしいが*2自分のお散歩&島巡りならば全然問題無い。

使い方は説明書通りで簡単。
ただし新品のチェーンには、上記の通り錆止め油が付いている。錆止め油を取る薬剤もあるけれど、そこまでするのも手間がかかる。今回はチェーンルブを塗布して乾燥、ちょっと走ってから拭き掃除の繰り返しを行い、さらっとしたチェーンにすることができた。

 

 

チェーンルブはさらさらの液体なので、塗ると錆止め油とともに垂れてくる。油分が必要なのはチェーンの軸部分(コマを繋いでいるところ)だから、他は使い捨てタオルで拭いてしまう。塗りながら拭いて、さらに拭きつつチェーンルブの乾燥(1時間待つ)をしてから、近所を軽く走る。するとチェーンから黒っぽい油が染みだしてくるので、また先ほどの「チェーンルブ滴下→拭き掃除」を繰り返す。

翌日から数回乗っているが、もうこれでチェーンはさらさらな状態になった。素手で触れば油分が手に残るけれど、ペーパータオルで拭いてもほとんど黒くならない。

ちなみにタオルはホームセンターに売っている自動車整備用か、ニトリにある青いロール状の布巾(洗って再利用可能なもの)が便利。料理用のものは毛羽立つ。ニトリのが安くて丈夫で汎用性があって最高だと思う。

 たぶんこれの類似品。

ストリックスデザイン カウンタークロス ロールタイプ 厚手 40カット ブルー

ストリックスデザイン カウンタークロス ロールタイプ 厚手 40カット ブルー

 

 

 紙のやつは気軽なので、車に放り込んである。

SCOTT Shop Towels ブルーロール 55枚2ロール組

SCOTT Shop Towels ブルーロール 55枚2ロール組

 

 

■汚れ対策(ボディ)

自転車は入り組んだかたちをしている。雨の日にも走るし、舗装路以外の路だってある。だからわりと汚れやすい。
バイク用でも自動車用でも良いので、簡単なコーティングをしておくと後が楽だ。こういう処理は最も綺麗な時にやるのがおすすめ、つまり購入直後がベスト。

 

 

僕はこのスプレー式のものを使った。
艶消しの塗装に使ったところ、ほとんど風合いは変わらなかった。艶有りの部分は、さらにぴかぴかになった。
コツも何も無く、ただひたすらに、ギアやチェーン以外の部分をこの液体で拭いていくだけ。スプレーを布に噴霧して、乾かないうちに自転車を拭く。それだけ*3


実は自転車店や自動車用品店、百円ショップにも似たような商品が、ウエットティッシュのかたちで売られている。自転車好きの人達は、日々の汚れ落としが日課になっているので*4そういった簡便な品を活用するのも良いだろう。

 

 

とにかく何かしらの撥水剤を使って、1膜のコーティングをしておくと安心する。

このコーティング剤、普段の家事でも活躍する。キッチンの扉板や、トイレの床や便器側面などをこれで拭いておくと、水を弾くので掃除が簡単になる。友人宅では、玄関脇の靴箱に塗っていた。いつの間にか汚れるベビーカーや、水洗いできない台所家電の外装にも使える。床に塗る時だけは滑り具合に注意が必要だけれど、防水スプレーの簡易版としてとても便利だ。

 

 

■外観撮影と保存

防犯登録番号や車体番号、車種名称(意外と忘れる)や購入日、自転車屋さんの電話番号など、一通りの情報をメモしておくといつか役に立つ。

 

 
自転車の外観を前後左右から撮って、メモとともにスマートフォンに保存すればいい。防犯登録シールの場所もわかるように撮っておきたい。形式は問わないが、使い慣れたメモアプリ(EvernoteOneNote)やクラウドサービスにまとめておけば、スマホを買い換えても、他の端末を使っていても確認できる。

以前、自転車を盗まれた時に、この外観写真と防犯登録番号があったので警察での手続きがとても早かった。警察官に感心された。

メンテナンスや譲渡の際にも基本情報が手元にあると便利なのだ。最近はマニュアルがPDF形式でダウンロードできるメーカーもあるので、とりあえずそれも保存しておけば万全だろう。マニュアルが数ページならば、それを撮影するだけでもいつか役に立つ。
99%使わないものだからこそ、嵩張らないデジタルデータにしておく。こういう作業は後回しにすると放置しちゃうので、買った直後がベストタイミング。

 

■かばん(おまけ)

荷物を載せる部分が全然無い自転車だから、大きめのサドルバッグを買った。でもまだ付けていない。こういうものは後回しで良かったかなあ、と後悔している。

 

一時期話題になった、阿呆みたいに安いバッグ。これを型紙代わりに革で自作したい気分。実物は相応に安っぽいけれど、実用に問題は無さそうです。 

 

■ステッカー(おまけ)

上記の「汚れ対策」の時に、不要なシールや装飾を剥がしてしまった。折り畳み作業の注意シールや、明らかに不要な表示(アルミ材の型番とか…)で格好悪いものは剥がしてかまわないと思う。たぶんデザイナーはあのシール類まで意図していないので。

タイレル社はあちこちにブランド名をプリントしている。ちょっと過剰な気がするけれど、これはそのまま残す。

ヘッドマークというのか、プラスチック製の装飾がハンドルの根元にある。UCガンダムの「袖付き」っぽいこれが妙に気になるので、外してしまった。というか、このパーツは普通の両面テープで貼られているだけで、「なんか気になるなあ」と触っていたら外れたのだ。タイレル、ちょっと厨二病というか、装飾に関して「男の子の玩具」的なセンスがある。ブランド名からしタイレルだから、仕方がないのかもしれない。

 

 でも今回はそれほど神経質にならず、できるだけ元のデザインを活かす方針でカスタマイズも進めていく。以前のSTRIDAは、シールの類をひたすら剥がして、色味を減らしたところ、無印良品みたいになったので。変わったかたちの無印良品っぽいものは、「季節の品のおつとめ品*5」を連想させる。

 

 

 

 

最後の2項目はともかく、防犯登録とそのデータ保存、チェーンとフレームの汚れ対策は、まず始めに片付けてしまうと後が確実に楽だ。逆に言うと、それ以外のカスタマイズや調整については、のんびり後からするのが個人的にはおすすめです。

以上、かなりゆるーい自転車の導入手順でした。いやしかし、チェーンルブと撥水コートは便利だ。

お題「愛用しているもの」

お題「ひとりの時間の過ごし方」

 

*1:高松のアーケード街、中央郵便局近くの自転車屋さんは、来店時にまず「当店で買った自転車ですか?」と聞かれる。別の店で買った場合は、空気入れだって貸してくれない。さすがにあの店は露骨過ぎる。びっくりした。

*2:たった300kmで再注油なんて!みたいなレビューがあった。

*3:自動車用とバイク用と自転車用、組成は変わらず、材料の割合を変えて使い勝手を工夫しているとのこと。でも自転車に使う分にはどれでもかまわないと思う。

*4:掃除をすれば、機械部分の不具合を見つけやすい。ぴかぴかにして悦に入るだけではないのだ。

*5:イデア満載で売れ残る可哀想な商品。