豆の煮汁が捨てられない

海外旅行(エクアドル)で買ったカナリオ豆を、ようやく使い切った。南米の人達ほどまとめて豆を食べないため、予想以上に長持ちした印象。乾燥状態では大豆、戻して煮るとエンドウ豆みたいな風味という面白い食べ物だった。

 

カナリオ豆 FEIJAO CANARIO 重量:500g

カナリオ豆 FEIJAO CANARIO 重量:500g

 

 


静岡にはブラジルやチリの人達向けのお店が沢山あって、こういう変わった豆が気軽に買える。四国の香川県では未だ見つけられない。瀬戸大橋周辺などは大きな工場もあって、高松市周辺では船乗りっぽい人達も見かけるのだけれど、「日本に住む外国人」の影が薄い土地である。中南米の人達や日系人はもとより、欧米やアジアの人達が自分達の食べ物を…という店や場所が少ない。

豆なので、茹でる時には多めの水に浸しておく。
火に掛けて沸騰したら真空断熱調理鍋、商品名「シャトルシェフ」に入れてしまうので手間はかからない。
豆はまとめて茹でて、料理に使う分以外は冷凍しておく。

 

 

サーモス 真空保温調理器 シャトルシェフ 2.8L 【3~5人用】 モカ KBF-3001 MC
 
サーモス 真空保温調理器 シャトルシェフ 8.0L ブラック KPS-8001 BK

サーモス 真空保温調理器 シャトルシェフ 8.0L ブラック KPS-8001 BK

 

 

カレーなどにはこの煮汁を使う。
豆の風味が出ていて水よりも美味しい。植物性の出汁みたいな感じ。冷凍する側にはそれほど煮汁を移さない。容量と使い勝手、解凍のし易さを考えると煮汁は少ないほうが良い。

元々の目的であった料理に使い、冷凍あるいは冷蔵の取り分けもした後にも、煮汁が残ってしまう。
これを思い切って捨てることが、なかなかできないのだ。
豆の煮汁に関しては、理性を超えた何かが僕を縛る*1

 

というわけで、昨日と今日は、具沢山の豆スープを追加で作って、食べている。元はお弁当用のサラダにしたくて豆を茹でたのに、スープの方が主になってしまった。

煮汁に少し豆を残しておいて、さいの目に切った玉葱、新ジャガイモ、ニンジン、ベーコンを投入。
味付けは塩と乾燥バジルと胡椒。エクアドル(というかガラパゴス諸島)で食べた野菜のスープを目指す。でも南米風のあの風味について、正体がまるでわからない。ふと思いついて乾燥パクチーを入れてみたら、それっぽい味になった。塩とコリアンダーパクチー)がポイントなのか。よくわからないがたぶんオーケー。

味見の後に、ちょっととろみが欲しいな、ということでレンズ豆を適当に入れてから、また真空断熱調理鍋で20分ほど加熱。皮無しのレンズ豆、カレーでもスープでも適度なとろみが簡単に付くので便利。薄味の料理だと「身体に良い感じ」の独特な風味が気になる人もいるかもしれない。鉄分多そうな臭いというか、子供が苦手そうなほんのりとした味がある。カレーなら全然大丈夫。

 レンズ豆は本当に便利で、1kg入りを買ってもどんどん減っていく。
水に浸けずに使えてすぐに火が通り、そのままでもペーストでも使える。挽肉の料理に合うと思う。

 

ところで、そろそろ鍋を放置するのが衛生的に駄目な季節になってきた。
大きめの密閉容器2つに分けて冷蔵庫に入ったから良かったものの、買い物の直後だったら無理だっただろう。余り物の活用が、昨日と今日のメインの料理になってしまった。

ちなみに煮汁の風味は有るような無いような、ちょっとわからない感じ。いかにも南米料理っぽい、普段あまり見かけない色合いになったので、一応は成功といえるのではないか。

 

[荒井商店] 荒井隆宏のペルー料理

[荒井商店] 荒井隆宏のペルー料理

 

 

こういう、反省する必要は無いけれど目論見通りの大成功でもないぼんやりとした無計画料理を食べ続ける人生だ。ひとりで食べる分には、同じスープを毎日食べても全然平気。毎日トンカツは飽きるかもしれないけれど、この地味なスープなら大丈夫。人に話すと変な顔をされるので普段は言わないが、絵本に出てくる農夫みたいな食事がわりと好きなのです。

 

ペルーのごはん (絵本 世界の食事)

ペルーのごはん (絵本 世界の食事)

 

 

 

*1:前世で何かあったのかもしれない。強烈な豆の煮汁に関する出来事が元で一族を滅ぼされたとか。