イチゴのミルフィユと「銃夢」改め「アリータ バトルエンジェル」

目覚めたら外は雨。
洗濯物は昨晩から室内干ししているし、買い物だって粗方済ませていたので、家でのんびりと過ごした。
今週末もまた、やらなければならない諸々に手をつけていない。
まあいいや、ずっと家にいたこともあって、家事の類はお弁当の準備も含めほとんど片付いている。明日は早起きして、その“やらなければならないこと”を済ませてしまおう。

 

■イチゴのミルフィユ

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最近お気に入りのお店「スリール」に紅茶を飲みに行く。ケーキはミルフィユを選んだ。
イチゴは美味しい。
独り暮らしだと1パックを独り占めもできるけれど、こうして丁寧にスイーツになったイチゴも素晴らしい。
紅茶をポットに1杯分、読書とともに楽しんだ。

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海うそ (岩波現代文庫)

海うそ (岩波現代文庫)

 

 

 

■映画「アリータ バトルエンジェル」

今日ではなくて昨日に鑑賞した。
原作は日本のSF漫画である「銃夢」。なるほど設定の色々やキャラクターはきちんと活かされている。
そのうえで、あの時代のSF漫画にありがちなクセや臭みを抜いて、今風のハリウッド青春SF映画になっていた。アクションもしっかり丁寧で存分に楽しめた*1

登場人物達の考え方がまるっきりアメリカ人*2そのもので、どう考えても「くず鉄街」のそれではなかった点は残念だが、元よりその辺りは期待していなかったので、これはこれで良しとしたい。

銃夢」といえばそのサイバーパンクディストピアな世界観が印象に残っている。サイボーグが当たり前の時代だからこその今とは違った価値観の人達が山ほど出てくる面白い漫画だった。
とはいえ、何でもありのナノマシン技術*3によってストーリーはあちこちに発散し、続編では何が何やらわからなくなって、いつの間にか興味を失ってしまった作品ではある。

 

アリータ バトル・エンジェル (竹書房文庫)

アリータ バトル・エンジェル (竹書房文庫)

 

 

そういう、ある種独り善がりな漫画から、表面的なアイデア部分を掬い取って、見栄えのする娯楽作品に仕立てられた事は寿ぐべきこと。筋金入りのSF漫画ファンなら文句を無限に紡げる気もするし、ハリウッド豪華SF映画を楽しみたい普通の人ならば「なんか色々と凝っているけれどわけわからん」となりそうな気もするけれども、1500円(イオンシネマ割引料金)で損をした気にはならなかった。

シリーズ化されそうな終わり方だったこともちょっとだけ嬉しい。
アメコミヒーローとまではいかないが、丁寧に育てていって欲しいと制作会社に望む所存である。

 

銃夢(1)

銃夢(1)

 
銃夢(2)

銃夢(2)

 

 

 

では、おやすみなさい。
今日はもう徹底的にダラダラしたので、今から一念発起しても上手く行く気がしない。あるいは明日に響くほどの夜更かしをしてしまいそう。ならば寝る。明日の朝にがんばります。

 

*1:ただしストーリー進行は早すぎる。下手をすると3部作くらいの場面転換を1作で済ませていて、変なスピード感がある映画となっていた。

*2:ティーンエイジャー向けハリウッド映画に出てくるアメリカ人。

*3:SF漫画においては、バイオテクノロジーやナノテク、AI、現実と見分けがつかない仮想空間、といった超技術のうち1つを万能カラクリとして採用し、延々とお話を引っ張ることが当たり前となっている。万能過ぎて(物語世界では大変なことになっていたとしても)緊張感が薄れることもままある。

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