ぬるい水

 

 

昼休み、帰宅して冷やし中華を作る。
茹でた後の麺を洗ってもしゃきっとしない。なぜだろうと考えたが、これは水道水の温度が高いからではないか。

野菜は庭で採れたトマトとキュウリ、スーパーマーケットで買ったミョウガ。スーパーマーケットでは夏野菜がとても高くなっていた。

 

人口から読む日本の歴史 (講談社学術文庫)

人口から読む日本の歴史 (講談社学術文庫)

 

 

今年のような(正確には今年のこの数週間のような)以上な気候は過去に何度もあったのだと思う。5年や10年にあっても僕達は忘れてしまうが、もっと大昔、例えば数百年に1回くらいは当たり前にあると思う。
そういう時、昔の農業では持ちこたえられなかった。
ごく簡単に、“飢饉”になる。
支える人間が今とは比較にならないほど少なかったとしても、国家を揺るがす大事となったのだろう。
それで大仏を建てたり、遷都したり、戦をしたり、昔の人は色々と頑張ってきた。仏教の宗派も、そんなタイミングで増えたかもしれない。それが歴史なのだろう。

翻って今の時代について。百年後の「歴史の授業」では何が書かれているだろう?大きな自然災害としては、辛うじて「東北の大震災」が載る程度かもしれない。歴史的なインパクトという意味では教科書的ではない出来事だと僕は考える。年表には載るが「社会の動き」として文章で説明する事件は現代は本当に少ない。長い目で見たら、社会をじわっと変えていく沢山の“何か”は日々発生しているのだろうけれど。

いや、教科書に書かれていた「高まっていた民衆の不安」や「地方権力者が力を持ち」といった短い説明も、教科書には書ききれない猛暑や自然災害、それにもしかしたら新しい娯楽の流行が複合的な要因になっていたのだろう。

昼に野菜の価格と気温、そして自分の給料を考えながら、さらにテレビで日銀の発表する景気の観測情報を見ながら、そんな事を考えたのだった。

 

古生物のサイズが実感できる!  リアルサイズ古生物図鑑 古生代編

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しかし今日は火星が明るい。最初は飛行機かと思ったくらい、強く光っている。

 

日経サイエンス2018年08月号

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