お金さえあればできる旅

同僚が旅先で倒れ(胃腸風邪)、代理で会議に出ることになった。
出発時にざっと計算すると、時間の余裕は20分。とにかく急いで大阪に向かう。

職場が家から近いことが幸いした。
家に電話をかけて、出張用の革かばんとネクタイやスーツを用意してもらう。同僚に引き継ぎもせず(後でメールやLINEで済ませた)車で家に行く。

会議資料の類は元々僕が用意していて、しかも昨晩に同僚が「間違って捨てちゃった」と連絡してきて「じゃあデータ送りますからそちらで印刷してください」とクラウドストレージに放り込んであったので、準備はほとんどしないで出発できた。たぶん職場の据え置き型パソコンも電源を入れたままだろう。
職場から持ち出したのは小さなノートパソコンだけ。

家ではかばんと着替えを受けとり、靴を換えてすぐに出発。着替える暇も無く新幹線に飛び乗る*1。ここまで慌ただしい出張は人生初だ。

 

それでも今、それほど不自由していない。
移動中に宿の予約はできた。
会議だって間に合った。
明日のための服や下着は、駅の近くで買い揃えた。UNIQLOも無印も近所にあるから都会は便利。
夕食はいわゆる「会食」だったが、お酒の席ではなくてお好み焼き主体の食事会だった。出費は無く、そして名物を食べることができ、酒を飲まずに20時には解散。素晴らしい。
せっかくだから明日は名古屋で別の用事を済ませることにして、その段取りも組んだ。

 

全国ビジネスホテルガイド (ブルーガイドニッポンα)

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手持ちの現金は3000円と少し。
しかしクレジットカードはある。
仕事用のパソコンは職場のNASと繋がっていて、ありがたいことに今職場の人達が全力でデータ作成などを支援してくれたから、業務に支障は無い。仕事としてエネルギーを使ったのは「移動」と「会議」だけだった。

宿に落ち着いてから、仕事用パソコンを「私用アカウント」に切り替えればGoogleからこのブログまで家と同じ環境でアクセスできる。こうしてブログも書けてしまう。Amazonで買い物もした。

 

旅行の準備をしている時に、特に宿泊先が静岡よりも都会の時には「まあお金さえあれば何とかなるだろう」と考える。それでも荷物は増えてしまうけれど、それは余計な出費を減らしたいから。大金持ちになったら、それこそ財布だけで旅ができるかもしれない。

そこまで極端ではないが、今回は本当に荷物が少ない。
伊豆に日帰り旅行をする時でももう少し準備をする。
書類しか入らない革かばんでも何とかなってしまうものだ。
たまに寝付きが悪い時があって、そういう時のための睡眠導入剤(大昔、心療内科で処方してもらった)を旅行や出張ではお守り代わりに持っていくが、今回はそれが無い。どうしても眠れない時は階下のコンビニでシードル(アルコール4%)をリンゴジュースで2倍に希釈しアルコール2%飲料を飲めば、それで完全に酩酊し眠ってしまうので、それほど心配はしていない。

 

しかし「ペンを忘れた」「接続ケーブルが必要だ」「迷って遅刻したら困るから念のためタクシー」と、様々な問題に対し“金銭で解決”ばかりしていると、「知恵が無いなあ」と我ながら嫌になる。

それが会社の出費であることはこの問題と関係ない。
自分は出張であれ何であれ、家の外で泊まるという非日常では、もう少し工夫を楽しみたいのだ。あと少し時間の余裕があったらこんな無駄遣いはしなかったのに、と考えてしまう。
クレジットカードで突き進む旅は、楽ではあるが面白みにかける。
せめて、もう少し大きな金額で、それこそ札束をばらまきながら旅をすれば、また違った楽しみが生まれるのだろうが。

 

お題「今日の出来事」

 

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*1:正確には東海道線で静岡駅に行き、きちんとホームから歩いて乗り込みました。着替えは会議場近くのビルで、トイレで済ませようかとうろうろしていたら、有料のパウダールームがあったので利用。300円で着替えも身嗜みもできてなかなか便利。