自転車を洗った

 

最近ちょっとだけ自転車の調子が悪い。
凸凹道では、ぎしぎしと軋む感じ、何か力がダイレクトに伝わらない感覚が生じる。いつもではない。ただ、稀という程でもなくて、乗れば何かしらの不具合をぼんやりと感じている。

こういう時はメンテナンス。
といっても簡単に、目に付いたネジを締め直すだけ。

 

 

 

僕のSTRIDAは、基本的に手のかからない自転車だと思う。
変速ギアは無い。ブレーキだってディスクブレーキだから普段は調整不要だ。チェーンではなくベルト駆動で、これもほぼメンテナンスフリーとなっている。

ただしネジ、ボルトの増し締めは1年に1回、欠かせない。
日本の自転車ならば、たとえ1万円のママチャリでも、普通に使っていてネジが緩むことはほとんど無い。緩む時は何らかのトラブルが発生した時だ。
でもSTRIDA、イギリス設計で台湾製造のこの三角自転車は、あちこちが少しずつ緩みはじめる。そのまま放置していずれ分解する、という訳ではなさそうだが、しかし乗っていて気持ちの良いものではない。

マニュアルには詳細な締め付けトルクの指示がある。
僕は前職までで、ネジの締め付けについては大雑把な「トルク勘」を得ているから、ここは強め、ここは強く締めたら壊れる、くらいの雑な感覚でそれぞれのネジを回していく。それで今のところ問題無い。

 

 

この「増し締め」作業の時は、並行して洗車と拭き掃除も済ませてしまう。
それほど汚れている訳ではないため、薄めた中性洗剤を含ませた布でごしごしと擦り、細部は古歯ブラシで汚れを掻き出し、その後乾いた布で吹き上げるだけでぴかぴかになる。
アルミ製のフレームはあちこちに傷がついていて、そういう場所は磨けば目立たなくなるのだが、今日はそこまではしない。
最後に仕上げとして、シリコンスプレーをしゅっと吹いた布で全体をもう一度拭いて、掃除は完成。
可動部は油汚れが生じやすいために、注油と拭き掃除を何度か繰り返す。

最近は、プラスチック製品を侵さないシリコンオイルのスプレーがとても安く手に入るようになった。昔は少し特殊な品として、プロ用のカタログか、大きなホームセンターで割高なものを買うしかなかった。僕は食品・製薬工場用のオイルスプレー(口に入っても安全)を愛用していたのだけれど、何しろ大昔の勤め先で(出入り業者さんから)買ったものなので、備蓄が乏しくなっていたのだ。
カインズで200円足らずで購入できるようになったのは本当に有難い。

このシリコンオイルのスプレーで、ベルトとプーリーに注油する。どちらかといえば、オイルを吹いてから汚れごと拭きあげて、油と汚れの固まった黒いものを除去するための作業。拭いても、オイルは残るので、潤滑目的としては十分。

 

 

 

とにかくこうして、自転車のメンテナンスは完了した。
残念なことに、夕方から雨が降ってきて、今日は試乗できない。
機械整備は好きなほうだ。でも、折り畳み自転車はいつも車に放り込んであるので、どうしても手入れが疎かになってしまう。今日は懸案を片付けることができて、良かった。

 

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