散歩ができない寒さと、あべこべの町と、ジャガイモとサツマイモの料理。

寒くて、恒例の散歩ができない。
いつも昼休みには、食後に散歩をする。職場から出て20分ほど、ただ歩く。公園や神社もあるが、ただ畑や田んぼの間を歩くことも多い。中途半端な宅地や中小の工場、それから川縁の道。歩く場所には事欠かない田舎なのだ。

通勤の際は、少し薄着でもなんとかなってしまう。
朝は気温が低いけれど、車での通勤かつ短時間だから、寒くても平気。シートヒーターだけで問題無い。
しかし昼間の散歩は、それなりにしっかりと防寒防風を考えないと、長く歩けない。特に風は、散歩の後半に“効いて”くる。

その程度の運動で身体に影響があるとは思っていない。でも、ずっと室内にいるよりも、少なくとも気分転換になる。
なるほどこれがデスクワークか、と妙な感慨に浸る昨日と今日だった。

 

帰りに寄ったスーパーマーケットで玉葱とジャガイモを買う。
玉葱もジャガイモも、限りなく薄切りにする。
ハムもサラダ用の、とても薄いものを使う。
なんとなくサツマイモも切ってみた。

これらを順番に重ね、オリーブオイルをかけて、オーブントースターで焼く。塩と胡椒で調味して、食べる。

ジャガイモとサツマイモを組み合わせた料理は珍しいと思う。
想像通りの味、いわゆる「普通に美味しい」という食べ物。

完全な創作料理ではなくて、大昔のオレンジページに載っていたものを思い出してはたまに作る。ヨーロッパの暖かい国の郷土料理だったと記憶している。

ともあれ週末になった。
お腹も満たされたし、お風呂もそろそろ入ることができる。
正月休みにあれだけ時間があったのに、なぜか部屋はとり散らかっている。明日には挽回する。

ところで図書館で借りたこの本が面白い。

 

いわゆる児童書のカテゴリに属する荒唐無稽なおはなし。
読まなきゃわからない系の楽しさ。この「さかさ町」では何もかもが他の町とは“さかさま”で、例えば歴史の授業は「現代から過去へ」と学ぶ。で、住民の説明がきちんと筋が通っていて、なんだかそのほうが正しく思えてくるのだ*1
さかさまに描くことで浮き彫りになる姿。子供向けの平易な文章で、さらっと読んで、深く考えてしまう。表紙もかわいい。
何年生向けなのかよくわからない本だが、プレゼントにも向いていそうな気がする。読書好きなちびっ子におすすめです。

 

 

さかさ町

さかさ町

 

 

*1:「古い方から学んだら、驚きが無いではないか。どうしてそうなったのかを先に知っているのだから」みたいな説明に感心した。

t_ka:diaryは、Amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイトプログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。