住所録は標準化できるのではないか。

仕事で顧客リスト的なものを入力する作業をした。
Excelにある氏名や住所や電話番号や所属会社といった項目を、とあるWebサービスに登録する。
これが一括入力ではなくて、1人ずつぽちぽちと入力欄を埋めていく仕様なのだからたまらない。
Excelのデータも、電話とファクシミリの欄がひとつのセルで、それぞれの番号が改行で(つまり上段は固定電話、下段はFAXとなっている。改行の入力ではなくてスペースキーの連打で「見た目は改行」の時もある)分けられている。

「市区町村」の欄にどこまで書いていいのかも悩むこともある。
今回関わったWebサービスは、郵便番号の入力で住所検索をしてくれる仕組みだったが、そうなると「東京都千代田区永田町」までが「市区町村」に入ってしまう。今回の用途ではおそらくそれでも問題無い。しかし別の活用をする際に、これでは困る。

 

データベース夜明け前

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こういう「面倒なExcelデータ」には、社会人になってから何度も遭遇してきた。

いちばん酷かったものは、1行というか、1つのセルにずらっと「氏名住所電話番号年齢性別備考」が書かれたもの。確か700人分ほどのデータだった。
名前と住所、住所と電話番号、といった項目間には複数のスペースが挿入され、全体としてはそれぞれの内容の頭が(ほとんど)揃っている。まさに印刷のためのデータ。

VBAや関数で頑張ろうかと考えたが、それも馬鹿馬鹿しい。結局、専門の「文字起こし請負会社」に印刷した紙の束を送って、データ化してもらったのだった。
当時は機械読み取りの精度も低く、人力作業は高かった。東京の業者さんだったが「ぜんぶ MS Gothicだから、楽な仕事です」と言っていた。変な表をきちんと“使える”データに変換する仕事は、かなり多いらしい。

 

 

そんな無茶苦茶が今の時代も発生するのだから、Excelは恐ろしい。
そろそろデジタルデータについて“活用を念頭に置いたフォーマット”は「学校で教えること」にしても良いと思う。

この種の一般的な住所録的なものは、ISOやJISで決めてほしいのだ、本当は。とにかく項目は分けてほしい。名字と名前をひとつにまとめるのは容易いが、その逆は面倒極まりない。

 確かどこかの標準化団体が「Jアドレス」とかいう名前で標準フォーマットを提唱していたが、名前からして不安を感じる。10年近く前に聞いたが、どうなってしまったのだろうか。
パソコンやスマホのアドレス帳は、ほとんど同じフォーマットなのだから、できないことは無いと思う。

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面倒といえば、今日の仕事は人数にして250人分程度。これくらいだと、ああ面倒だ無駄だ徒労だ、と思いながらも単純作業を繰り返してしまう(繰り返せてしまう)ので、

 

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厄介で面倒。もう少し多かったら、入力先Webサービスの管理者に連絡して、インポート可能にしてもらうか、CSVデータを送付して直接データベースに放り込んでもらうのだが。

そんな厄介なお仕事を終えて、定時に帰宅。
今はのんびり。そういえば、自宅でも住所録データに関わらなければならないのだった*1

 

 

まるで関係無いのだが、「楽天ブックス」で、発売日前に予約した本がまだ出荷されていない。↓
配達が遅れるのは仕方がないが、出荷作業がここまで遅れるのは最近のe-コマースでは珍しいと思う。
人生初の「楽天ブックス」は、なんとなく安かろう悪かろうの印象があちこちから漂う。

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*1:友人のお店の年賀状を請け負っているのです。