旅に出るから革しごと。

明日から2泊3日の出張で、四国に行く。

前職まではほとんど出張というものを経験していなかった。関東か愛知県、遠くても大阪辺りで、取引先への親睦を兼ねた訪問や、資格取得や技能講習といった、言ってみれば穏やかでのんびりしたお出かけばかりだった。

今回の出張は、新入社員としての研修であり、出資先への挨拶であり、そして経営者会議での議事録制作という仕事も仰せつかっている。きちんとした、出張らしい出張だ。

しかも宿泊先は、気ままなビジネスホテルではない。
住宅会社の人が展示場のモデルハウスに泊まるように、鉄道会社の人が訪問先の宿直室に泊まるように、ちょっと変わった感じの滞在をする。*1
パジャマや歯ブラシなど、一通りのものを持っていかなければならない。泊まるのも同行者と同じ建物だから、気が抜けない。面倒は多い。

というわけで、荷造りはやや時間がかかっている。まさか四国に行くのにスーツケースを使うわけにもいかない。

娯楽としては電子書籍端末のKindle paperwhiteと、スマートフォン、それに文庫本を持っていく。
文庫本も、あまりふざけたものは駄目な気がする。何しろ入社してから一週間も経っていないのだから、自重しなければ。

 

君の彼方、見えない星 (ハヤカワ文庫SF)

君の彼方、見えない星 (ハヤカワ文庫SF)

 
重力波は歌う――アインシュタイン最後の宿題に挑んだ科学者たち (ハヤカワ文庫 NF)

重力波は歌う――アインシュタイン最後の宿題に挑んだ科学者たち (ハヤカワ文庫 NF)

 

 

とりあえずハヤカワ文庫が何冊か放置してあるので、そこから1冊、持っていくつもり。
しかしハヤカワ文庫用のカバーが無い。一般的な文庫より少し大きいのだ。

 

https://www.instagram.com/p/BcCmmx_Hf0h/

だから作る。
旅行前にレザークラフトを始めるのは、最近の(困った)個人的トレンドといえる。旅=革しごと、である。

幸いなことに、既に下拵えは済んでいる。
革は裁断し、接着剤で貼り合わせた。これだけでもカバーとしては成立するが*2、やはり縫っておきたい。見た目がレザークラフトらしくなる。何より、貼り合わせの“のりしろ”よりも“縫いしろ”のほうが狭いから、外寸を小さくできる。

今回の革は、自分で樹脂を染みこませ、パラフィンなどで表面処理をしてみた。ぺらぺらで軽いが、とにかく強い。

というわけで、今から縫いはじめる。これくらいなら1時間もかからないだろう。
明日の朝は忙しくなる。何しろネクタイを結ばなければならないのだ。あれは本当に難しい。ワイシャツに安全ピンで留めるだけでいいじゃないか。

 

 

お題「旅行に必ず持っていくもの」

*1:詳細を書くと仕事がバレそうな気がするのであえて割愛。

*2:最近の接着剤は本当に高性能。縫いとめるより頑丈にすることも可能なくらいだ。