旅の1日目:大阪の「ニフレル」と、万博記念公園の「太陽の塔」

一昨日の旅について書いておく。

大阪の「触れる水族館:ニフレル」が、この旅の最初に決めた目的地。ここと、隣接する「万博記念公園」に行きたくて、旅の計画が始まった。

 

 

 

 

 

 

「ニフレル」自体は、下調べの段階で、それほど好みのタイプの施設ではないと考えていた。それでも興味があったら行く、それが水族館趣味というもの。

大型ショッピングモールの一角にある水族館兼観光施設、と言うのが近いだろうか。
水槽はとても綺麗で、明るい展示室は本当に明るい。清潔感という点では、どの水族館や動物園にも勝るだろう。
生き物は「見て面白い」ものが厳選されている。そして、その面白さをしっかり魅せるための工夫が凝らしてある。
これには感心してしまう。あちこちで餌やりが行われ、その時はきちんと飼育員さんが解説をしている。多くの水族館にある、見ていてなんだかわからない、という水槽*1がひとつも無い。ちびっ子も、デート中のカップルも、きちんと楽しめる。

プロジェクションマッピング等を駆使した、最新の映像や音響、新進気鋭のアーティストとのコラボレーション展示も多い。アートといっても小難しいものではなく、豪華で綺麗な、言ってしまえばミレナリオとかルミナリエとか、あんな感じのものだが、とにかく生き物とその周辺を煌びやかに彩るものは、それなりに見応えがある。

 

いちばん楽しかったのが、開放的に鳥や小動物が飼われている大部屋だった。
あちこちにキツネザルが遊び、オオハシやペリカンが飛び交う。
脈絡もなくペンギンが泳ぎ、こういう場の常連であるカピバラは(もちろん)寝ている。


どれも触ろうと思えば触れる距離にいる(ルールとして触ってはいけないが、猿はこちらの荷物に興味があるようだった)。


この大部屋にはきちんとガラスで区切られたエリアもあって、そこのカワウソはとてもはつらつと遊んでいたのだけれど、残念ながら人間の目は大部屋の猿や鳥に向いていた。カワウソだけで普通の施設ならば主役になれるクオリティなのだが。


ともかくこの部屋は賑やかで、見ていて飽きない。
いわゆる「花鳥園」の現代版と言うのが近いかもしれない。

全体的にとても面白い、最新鋭の動物園であり水族館であり博物館だった。でも、その最新鋭さは、基本的にエンターテインメント方面に特化している。
だから楽しいのだが、こういう施設のなれの果てを、僕たちは知っている。
有名な観光地の近くにあって、今も営業はしているが動物達は見ていて可哀想な状態で、大昔は最新だった、あるいは流行っていたであろう装飾や展示(シンセサイザーの妙な音楽や、今となってはレトロフューチャーな模型)がかろうじて動いている、そんな古びた動物ランド。あれの最新版が、ニフレルだ。

この「ニフレル」は、有名な総合商業施設(エキスポシティ)に付属しているから、さすがにそういう古び方にはならないだろうが、しかしどこか通じるものはある。
いつの日か、現代の流行であるショッピングモールと観覧車と明るいゲームセンターの複合施設によるレジャー文化も廃れるだろう。その時に、このニフレルと、飼育されている動物達が、どのようなかたちになっているのか、とても興味がある。いや、きっとその前にさっさと撤退して、「2010年代っぽさ全開の珍スポット」としての形が残るとも思えないが。

とにかく最新のレジャー施設だった。楽しかったけれど、こういう施設は延々とアップデートしていかないと辛いかもしれない。少なくとも、グラフィカルな部分は既に「ちょっと前の格好いい最新技術」という感じで、そういう意味では数年後に再訪したい場所ではあった。
子連れならば、行けば必ず楽しめると思う。できれば混んでいない時を推奨。

 

 

 

 

 

ニフレルからは高速道路を挟んで反対側、かの「大阪万博」の跡地である「万博記念公園」は素晴らしかった。
太陽の塔、いちど見てみたかったのだ。

いや、塔自体はニフレルからでも既に見えていたのだが、それでも正門を通って正対した時は、ただ圧倒されてしまった。
どうしてこんな馬鹿みたいに大きな作品を…と考えながら雨の公園を歩く。ほとんど人もいない。ただ、視界に太陽の塔が見えると、つい眺めてしまう。たまに足も止まる。人を引きつける力がある作品だと思う。

しかしこの太陽の塔、高速道路からも、前述の商業施設からも、周囲のニュータウンからも見える。モノレールだって通っている。だから、あの辺りの人達にとっては、本当に日常の一部なのだと思う。
僕には上手く想像できない。あんなとんでもないものが、毎日か毎週か、それとも数ヶ月に一度か、とにかく普通のものとして関わる生活もあるのだ。

公園はとにかく広く、全体的に古びていた。晴れていれば気持ちが良さそうだが、なにしろ雨である。枯葉が積もる散策路がとても綺麗だった。
万博のパビリオンを残して活用した万博博物館も、雰囲気としては(そして働いている人の感じも)まるで古い役場のよう。
でも、展示エリアに入ると、それはもう当時の熱狂が目に飛びこんでくる、熱気に溢れた場所だった。

この博物館、あまり人気は無いようだったけれど、行けばきっと楽しめる。万博のユニフォームも可愛い。

 

 

 

雨のなか歩いて、しっかり疲れてしまったものの、でも満足して大阪を後にした。宿がある京都に向かい、途中にある大山崎山荘美術館に寄る。
この美術館はとびきり素敵だった。これについては、たぶん明日に書く。

 

 

大阪万博

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今日は「ALLEE RESTAURANT」でオムライスを食べ、「MARIATHANK」では紅茶と、洋梨のケーキを食べた。
来週からは仕事が始まる、ということもあり、今は躍起になって遊んでいる。
オムライスを外食として食べたのは本当に久しぶりで、前に食べた記憶が無い。GooglePhotoには10年前の画像が残っている。
大昔の「とろーりオムライス」の流行に食傷して、オムライスをわざわざ外食で楽しむという習慣が無かった。でも、今日改めて食べてみたら、とても美味しい。
トマトソースにはしっかりと酸味があり、キノコや野菜がチキンライスにはたっぷり加えてある。ご飯たっぷりの“食べ応え”ではない、より豊かな卵料理として楽しめた。

MARIATHANKで食べた洋梨のケーキも美味しかった。
梨は甘く香り、色づけ程度だと思っていたラズベリーもきちんと効いている。紅茶が美味しいケーキ、だと思う。
今日はレーズン入りのパウンドケーキを添えてくれた。これも嬉しい。

 

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お題「もう一度行きたい場所」

 

 

*1:この場合、わからないのは普通の見物客であり、水族館マニアは何かしら見どころがある筈だと考え、隅に隠れた魚でも、岩の裏にいる海老でも探し出す。どうしても見つからない場合は、配管や壁面を鑑賞する。