京都から帰ってきました。とりあえず伏見稲荷について。

大阪・京都の旅は無事に終わることができた。
昨日は雨だが、今日は快晴と少しの曇り空。旅にとっては最高の天気だった。

 

京都散策

ひたすら歩いた。というか、京都盆地の東側ばかり行き来していたので、どうしても坂が多くなってしまう。まさか太秦映画村に目的地を変える訳にもいかず、しかし風景は文句なく綺麗で、疲労は溜まるが足は止まらない。

そんな中で、有名な神社仏閣の片隅にある小さな庭園に立ち寄ると、紅葉と庭と木々、聞こえてくるのは読経と風の音だけ、という別世界の静けさなのだから、京都の底力は計り知れない。
そういう庭や庵は、少額ながら(200円とか)参拝料や管理費を取る。だから“余計な人”が入ってこない。だからこその静謐さならば、これは格安と言っていいのではないか。ベンチがあって、焙じ茶でも飲めれば最高なのだが、そうなるとコンセプトが違ってくるので贅沢は言わない。

 

歩いてどこに行ったのか、というと長くなるから、後日に書くつもり。平安神宮で外国人カップルの撮影係をして、京都市立動物園を満喫し、インクラインから哲学の道へと至る“坂だらけ京都”を縦走し、街に出て甘いものを食べたりと、なかなか忙しい。

 

伏見稲荷

 

 

 

夕方になる少し前、人生初の「伏見稲荷」に行ってみた。
僕はずっと勘違いしていて、伏見というのはもっと遠く、たぶん宇治の手前辺りに存在する土地だと思っていた。京都から140円、二駅くらいで行けた。

その伏見稲荷も面白いところだった。
最初の印象は、浅草的な、もっと言うと外国人好みのツーリスティックな場所。雰囲気で言えば、三重県在住時に何度か行った「おちょぼいなり」のほうが好きだ。
例の鳥居群も、ほとんど行列状態でゆっくり登っていくのだから、風情も何も無い。たまに外国人観光客がカメラをぶつけて騒いでいたり、情緒なんてあまり感じられない。

 

でも、親戚へのお土産として土鈴を買って、いちおう参拝もして、それからぶらっと歩き続けてい時などに、ある瞬間、誰もいない状況になったりする。カラスの鳴き声だけが聞こえ、朱い鳥居のトンネルの前も後ろも暗くて見通せない。
陰影が深まる、というのだろうか、本当に1分やそこらの、そういう瞬間が何度か訪れた。現実の位相がずれたような非現実に遭遇できただけで、あの狐だらけの(しかし狐より参拝客のほうが確実に多い)神社に行った甲斐があったと思っている。
稲荷信仰の暗い部分、収穫と豊穣という明るさの影にある呪術的な部分は、しかし不思議と魅力的。

伏見稲荷では、念願の「すずめ」も食べた。
普通に甘辛くて香ばしい串焼きだった。筋っぽいし、骨は噛み砕けるけれど多い(というか、骨だらけである)から、たくさん食べるものではない。頭がいちばん美味しい、とお店の人は言っていたものの、あまり頭の部分の味や感触を丹念に味わうのもなんだか変で、もぐもぐごくんと食べてしまえば、あっという間におしまい。
鶏の軟骨やレバーを小さくまとめて、少なめの肉も混ぜれば近い味かもしれない。ケンタッキーフライドチキンの、あばら骨周辺の部位が平気なら、きっと気に入る*1

駅から神社から山の上まで、お祭りが続いているような面白い場所だった。いつか、早朝や暗くなってから訪れたい。

そういえば伏見稲荷でも、やっぱり外国人観光客にシャッターを任されることが何度もあった。僕がそう申し出る事もあるし、相手から頼まれることも数回。もう慣れっこで、「はい撮りますよー。さんにいいち、はい!」で済ませてしまう。日本語でも通じてしまうのが面白い。

 

きつねのはなし (新潮文庫)

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さあ、本格的に眠くなってきた。
というわけで、寝ます。
情報提供、本当にありがとうございました。とりあえずまとめてここで感謝を。全ての場所に行けたわけではないのですが、行ったところは間違い無く良い場所でした。
実生活で関わりのある人達が言う「君ならここが絶対気に入る」も、全て正解(?)だったのが面白いというか何というか。そんなに単純なのか、自分は。

 

謝辞

謝辞

 

 

*1:そういえば、昨日の“エキスポシティ”では、ケンタッキーフライドチキンに「食べ放題」の看板があった。興味はあったが、もちろん旅先のランチでそんな事はしない。スルーした。