静岡市美術館「デンマーク・デザイン展」

お題「芸術の秋」

静岡市美術館で開催中の「デンマーク・デザイン展」に行ってみた。

この種の展覧会は、「良く出来たムック」を基準に考えることにしている。何かの雑誌の別冊や特集号で「デンマークの椅子とデザイン」を取り上げていて、それが「買って良かった」と思えたと想定して、それよりも良いか悪いか、という判定をするのだ。

なぜそんな面倒なモノサシを持っているかというと、友人知人でお洒落な人、デザインや創作に携わる仕事をしている人が、たいていそういう物言いをしていたので。いつの間にか僕も評価基準がムック本になってしまった。

 

デンマーク デザインの国―豊かな暮らしを創る人と造形
 
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ではこの「デンマーク・デザイン展」はどうだったのか、というと、実に良かったのでした。わーい。

やはり実物というのは、良い。
近代の家具・調度が主であり、ほとんどのものは「北欧のデザイン」を取り上げた本には載っている。だからこそ、実物の存在感を楽しめたことが嬉しい。

少しだけだが、実物に座れる椅子の展示もあった。
最近の流行(?)からすると、観覧者が参加する部分はかなり少ない。ほとんどは、展示を眺めて、説明文を読むだけ。それほど広くもない会場に、大きな空間を使って少なめの展示を並べてある感じ。

本来はちびっ子向けだろう、大きなレゴブロック(弾力がある発泡素材で、基本の直方体がレンガより大きい)で遊べるコーナーがあって、良かったらどうぞとひとつ作品を作らせてもらった事が、今日の良い思い出と言えるかもしれない。
小さな馬を作って、褒めてもらえた。

 

今日は他に予定があったこともあり、40分と少しで鑑賞を終えた。
なにしろ近代のデザイン展だから、ミュージアムショップは充実している。
静岡県中部では珍しい雑貨も多いから、近いうちにミュージアムショップだけでも再訪したい。書店(2階〜B1階)にはよく行くので、終末にでも、ついでに寄るつもり。

 

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