映画「ダンケルク」と鷹匠の四川京



戦争映画の「ダンケルク」を観てきた。
素敵でも楽しくもないけれど、良い映画だと思う。

何しろ映像がすごい。昔、「プライベートライアン」の冒頭10分くらいで度肝を抜かれたものだが、最近の第二次世界大戦映画では、あれ以上のクオリティが当たり前になっている。昔だって良い戦争映画はたくさんあったけれど、こと映像の質だけで言えば、高ければ高いほど良い。
今日は重低音を強調した上映ということだったが、これも無闇に大音響だった数年間のそれに比べると、お腹に響く感覚はすごいのに音はきちんと聞き取れる調整がされていて、簡易版4DXみたいで良かった。

ストーリーとしては、あのダンケルク撤退戦、フランスに出兵したイギリス軍がドイツ軍に押し返されて(敗残兵として)本土に帰る際のあれこれを描く。
海岸で帰りの船を待つ兵士の絶望、イギリスから海峡を渡る観光船の老船長の矜持と決意、ある戦闘機乗りの戦い。
同じ出来事を視点をずらしてみる、といった時系列を工夫したところが斬新なのだろうか。同行者はわかりづらいと言っていて、僕も気付くまでは変な感じだった。

映像は立派。立派すぎて、前の席の人達は小さく悲鳴を上げていた。これは少し前に観た「ハクソー・リッジ」でもあったのだけれど、映像が真に迫りすぎていて、観ていて辛い人も最近の作品では多くなってきた。
そんな立派な、豪華とも言っていい作品なのに(なのに?)、ほとんどヒーロー不在という作品でもある。
かなり頑張った人でもあっけなく死ぬし、誇り高き兵士が同時にずるさも持つ。まるで戦局に関係の無い場所と状況で、うっかり死ぬことだってある。だからこそ戦争は怖い、と僕などは考えてしまうし、でもそれだけではない感動もあるのだから、戦争映画というのは不思議なのだ。

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基本的にイギリス軍のお話だから、紅茶がやたらと登場する。
水色の濃い、熱い紅茶。とにかく兵士は紅茶を飲む。救助された、拠点に戻った、本土に帰りついた、そういう時はとりあえず紅茶。それからジャムをたっぷり塗ったトースト。美味そうではないものの、なんだか気になる“映画の食事”だ。
帰宅してから、それほど飲みたくもないのに紅茶を淹れてしまった。

 

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クリストファー・ノーランの嘘  思想で読む映画論

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まるで映画とは関係無く、昼食は中華料理の「四川京」で「豚もつラーメンのランチ」を食べた。ごはん少なめ。
ここは火鍋が有名で、夜には宴会やお食事会もできる。
その火鍋に似た辛い味付けのラーメンだった。モツなんて本当に特徴の無い、自分でも作れそうな感じ。しかしスープでプロの味になっている。
友達の食べた「果実と鶏肉の炒めものランチ」も、なんだか美味しそう。「果実〜」は、カシューナッツと鶏肉の炒め物。
昼時に行ったのは初めて。近所の勤め人で混み合っていたけれど、店内が広くて全体的に落ち着いていて、珍しい雰囲気だった。