ほとんど家のなか #レザークラフト

引き続き、レザークラフトと部屋の模様替えと掃除と読書をして過ごす休日。なんだか風邪っぽいこともあり、散歩以外に外出はしていない。銀行に行き忘れたせいで現金の持ち合わせが少ないせいもある。天気だって良くないし、街への道は渋滞している。読むべき本は積み重なり、Kindleにも読みかけの本がたくさん詰まっている。
だから、家でだらっとして過ごす。
そういう低調な土曜日だった。


レザークラフトに関しては、昨日まで手がけていたペンケース作りが頓挫した。細々と工夫をして、丁寧に最終組立て工程まで行ったところで、「こりゃあ作り直さないと駄目だ」と判ってしまったのだ。

僕の場合、工作や手芸では、こうして最初のプロトタイプが無駄になることが多々ある。
頭の中で作り方を決めて、材料を使う。ここでたいてい、ケチな量、つまり最低限のかたちに切り出す。
その後、色々と試しながら、完成へと近づけていく。実際に手を動かして身につく技術や技法も多い。

上手くいけば、理論通りに完成する。
今回は、そうではなかった。

最初から余裕のある設計と資材を以て制作にあたれば、ゼロからやり直すことにはならなかっただろう。それは反省している。
実のところ、昨日まであれこれと試行錯誤している時にも、「最初から作り直せば絶対に上手く行く」と考えていた。最初に切り出した分ではタイトすぎて、設計変更が容易ではない。思い切って作り直すのが早道だというのは、作りかけの品を眺めていれば判ってしまう。

でも、革というのは使い捨てするには高い素材だ(金属などよりは安いが、買うのに手間と時間もかかるし、毛糸のように少しだけ買い足す訳にもいかない)。

しかしこの“作り直し”作業は、いちど決断して始めてしまえば、とても順調。先ほどからスタートして、時間にして半分以下、革こそ多めに使うものの、あっという間にかたちになっていく。

こうして、ペンケース試作1号機は廃番となり、試作2号機の制作が始まった。
1号の素材は、別の何かに再生できそう。2号に関しても、やはり暗中模索の部分があるけれども、きっと大丈夫。

作り方を考えるのも、色々と試すのも好き。そのために工作をしている節もある(得に今回のペンケースは贈り物用だから、自身の物欲とは切り離している)。
しかしこういう、最初の作りかけを放棄してもう一度やり直すのは性に合わない。おそらく、放棄されたガラクタを見たくないのだ。つまり、勿体ない。要は、前述の通り、ケチなのだ。

ああ時間と素材の無駄をしてしまった。
失敗は糧となるが、しかしできれば糧なんて必要としない世界に住みたい。詮なきことではあるけれど。

 

迷宮歴史倶楽部 戦時下日本の事物画報

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