空振りの日曜日

書店で旅の本を探す。来週行く、広島と呉と尾道の本。
実際はほとんど活用しなくとも、ガイドブックの類は1冊買うことにしている。特に電車や飛行機を使った旅では、目的地に着くまでの間の暇つぶしになる。なんとなく、そういう時間にスマホは使いたくない。

そんな用途だから、実用性よりも、小さくて安いものがいい。

安いガイドブックといえば「るるぶ」や「まっぷる」。書店にはそれ以外の、似た色形の雑誌型ガイド本が並んでいる。
とはいえその種の「るるぶ」的な本はどうにもデザインが苦手で、内容も求めるものではない。たぶん対象年齢から僕が外れているのだ。
ぱらぱらっと眺めてみたところ、今の流行は「Instagramに映えること」のようだ。しかしここまで強調したら(散策マップ上に、スマホ撮影ポイントがアイコンで示されている)、逆に気が引けるというか、「さあ、自己顕示欲を充足させましょう!Instagramのための旅なのですから!これでみんなと同じ!みんなに褒めてもらえる!」と耳元で叫ばれているみたいで逆効果ではないか、と心配してしまう。
それと、広島の原爆に関するあれこれを「パワースポット」扱いするのはどうかと思う。編集者が仕事をしていないのか、中高生の職業体験で作った本なのかもしれない。

 

京都や東京などは、読み物的な本も多い。作家のエッセイを1冊買うことだってあるし、旅ライターや“素敵な暮らしをしているスタイリストさん”みたいな人が書く本もある。
そこまでは期待していないけれど、広島といえば都会である。それなりに選択肢があるものだと思っていたのだが、残念ながら、地元の書店では見つけることができなかった。

まめたび広島 宮島

というわけで、文庫本サイズのガイドブックを購入。JTBの「まめたび」シリーズ。薄くて軽くて、ざっと見た限りパワースポットのページがない。切り離せる地図と、電子版の権利が付いて650円。なにしろ安価だ。

まめたび広島 宮島

まめたび広島 宮島

 

 

とりあえずの目的、例えば目的地への所要時間や推奨経路が載っていたから、これで良しとする。

そんなわけで、書店にはずいぶん長い間滞在した(他の本も買ったのだが…)。
そのせいで、書店の後で訪れたかき氷店では目の前で「品切れのため閉店」になってしまったし、代替として行ったケーキ店では、ショーケースがほとんど空だった。

なんとなく空振りの感がある日曜日。
帰宅してからは、パソコン周りの模様替えに時間を費やし、ようやく1時間前に落ち着いた。
こういう日もある。明日からがんばる。

 

 前にも書きましたが、その広島や呉や尾道厳島近辺のおすすめ情報がありましたら、コメントでもメッセージでも、教えていただけると有難いです。やはり本より人、です。