古いパソコンを初期化した。

家に放置されていた古いパソコンをリストアした。
OSはWindows Vista。購入時の状態にしてから人に渡すつもりで作業をして、結局手放す必要は無くなったのだけれど、これが実に面倒だった。

いや、WindowsXP以前の「初期化」を知っている身としては、これで大変と言ったら罰が当たる。事前に用意しておくリストア用ディスクも要らないし、初期設定なんて無いようなものだ。

悪いのは東芝。そう、これは東芝のノートパソコン。
老いた両親が家電量販店で薦められるままに購入した、薄くも軽くもない(安くもない)、もっさりしたモデルなのだ。

Windowsの再インストール(というか、リカバリ領域からの復元)が終わると、もう後は延々と「プリインストール・アプリの導入」が続く。7年前のパソコンだから、もう終了しているサービスも多い。でもユーザー登録を薦めてくるし、いちいち「いいえ」をクリックしないと先に進まない。

僕としては、「素」の状態に近い状態にして、最低限のセキュリティ対策とアップデートを行っておこうと思っていたのに。

アプリの導入も酷いが、今思うとこのアップデート、マイクロソフトの各種更新も実に駄目な感じだった。
シークバーが不正確なのは、まあそういう時代だったと思うしか無い。しかし細々したセキュリティ・アップデートを終えたあとに、「統合アップデート」を薦めるというのはどういうわけだ。
そして延々と続く再起動。「インストールを試みています」の後に「インストールしています」そして「データを導入しています」と切り替わる。知らんがな、って思う。そして放置していると「使用許諾はOKかい?」みたいなウインドウが出て、インストール作業が止まっている。

今愛用しているiMacの、MacOSはこの辺りの細かい気配りが上手い。
実のところ、MicrosoftApple、技術的な優劣はわからないし、使っていてもそれぞれ“個性”程度の差しか感じない。
しかし、こういうユーザーにストレスを与えざるを得ない部分、つまらない待ち時間の演出・設計は、Appleは“さすが”だと思う。「時間がかかるから、待ってりゃいいよ」とメッセージが出たら、本当にただ待てばいい。シンプルな進行状況表示が少しずつ確実に動き、聞くべき事は最後の最後にまとめて入力を求める。

 

僕はこの、Windowsパソコンの初期設定から使用開始に至る時間がとても苦手だ。嫌いとか面白くない、という以上に、ついぼうっと無意味に、その進行具合に付き合ってしまうのだ。
昨晩も今朝も、それで時間を無駄にした。先ほどようやく作業が終わった。

 

僕としては処分したい。でも、老いた両親は、手放すのに抵抗がある様子。彼らにとっては「まだ使える」ように見えるのだ。5年前に使えたものを、同じ使い方であっても今は使えない事が、腑に落ちないのだと想像する。

気持ちはわかるが、でもインターネットに繋げられない(設定は容易、でもセキュリティ上の懸念が大きいので、しない)パソコンでは、年寄りの言うところの「メールとインターネットだけ」もできない。

 

ともあれ作業は終わった。
明日は三重県に遊びに行く。だから、早々に寝るつもり。21時には寝たい。

 

ポケットに静岡百景

ポケットに静岡百景

 

 

あとは野となれ大和撫子

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