カーディガンのボタンホール

グラン・トゥ・リスモ

カーディガンのボタンホールに、新しく糸を足してみた。

今の季節だけ着る、青い綿のカーディガン。ざっくりと編んであって、軽い。色と雰囲気により、秋よりも春の服となっている。

 

特に忙しい平日に便利。
適当な長袖シャツを着て、上からこれを羽織れば着替えは完了。車の運転を開始して、最初の交差点でボタンを留める。
これから帰宅、という時も着やすい服は楽だ。この辺り、カジュアルな服で通える職場ならではの気楽さである。

 

唯一の欠点、それはボタンがずれること。
ショールカラーというのだろうか、襟が大きい。全体にくたっとしているし、裾も長め。そして、基本的に一番上や一番下のボタンは留めないつくりというか、そういう風に最適化されている。
きっちり全てのボタンを使うのは本当に寒い時だけで、ひとつも使わないと、だらっとしすぎる。

そういう服だから、運転しながら、あるいは仕事を終えて気が抜けたロッカーでぼんやりとボタンを留めていると、よく、ひとつずれるのだ。
幼稚園児の時に、ボタンは下から順番に留めるとずれない、と習ったものだが、運転中かつ上下を留めない状況だと、この基本戦術が守れない。

 

そんなわけで、今日はその対策を実施した。
ボタン留め作業の起点となる2番目のボタンにしるしをつける。ボタンホール部分に、色は似ているが太さが違う綿糸をかがっていく。見た目はわからないけれど、感触や風合いは違うから、これで区別がつく。

なんとなくボタン側の糸も変えてみた。
でもさすがに、何番目のボタンを使うのかは把握できるから、これは不要な作業だったかもしれない。
子供用のパジャマ、具体的にいうと友人の息子(たっくん5さい)のそれは、それぞれのボタンホールとボタンの糸が揃えてある。原理的には、彼のパジャマと同じ工夫といえる。

 

さて寝ます。
これはTwitterにも(というかTumblr経由で)書いたのだが、ここ半年くらいの間に観測した言葉、「削り手」がとても気になっている。

使うのは専ら「カフェなどのかき氷を食べてSNSにアップロードする人」だ。そのかき氷を作る人を「削り手」と呼ぶ。
「削り手さんの優しさそのままの、まるごと白桃氷でした」
といった使用方法。
お祭りで食べる着色料全開のかき氷に使う言葉ではない、と思う。

僕もいつか使ってみたい。氷の状態に感心することは多々あるが、削る人間と繋げて考えた(そして表現した)ことがあっただろうか。
「削り手」、実に良い言葉である。ファンタジー世界の架空職業、専らドラゴンを狩る一族の次男が任されたポジション、といった趣きがある。

 

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 こういう会社があるのかー。つい上の本を買ってしまった。 

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