600円で髪を切る

マクファーレン ムービーマニアックス3 エドワード・シザーハンズ

残業のつもりが、上司その他の都合で定時に帰宅できることに。
さてどうしよう、と車を走らせながら考える。
そうだ髪が邪魔なのだった、と思い出す。すぐに友人の働く美容室に電話をかけるが、友人はインフルエンザに罹患しお休みだった。

こうなると、髪をぜひとも切りたくなる。
ちょうど道路沿いに格安の床屋があったので、試しに入ってみた。

短時間かつ低料金の、たぶんチェーン店。あまり使ったことがないけれど、普通の美容院や床屋には無い設備があったり、工夫が面白い場所ではある。接客がいまいち、という印象もあるが、黙っていてくれれば僕にとっては合格点である。

 

シザーハンズ (字幕版)
 

 

もうすぐ閉店時間、でもまだ十分に余裕がある、くらいの時刻にお店に入る。数人が待っていて、スタッフは2名、なんだかとても忙しそう。
どうやら早く店を閉めたい様子。
席についた途端、以下の宣言が行われた。

  • 本来は別料金となる洗髪は、頼まれても行わない。なにしろ早く終わらせたいので。
  • もう巨人戦が始まってしまった。早く店を閉めたい。
  • まず「求める髪のかたち」を教えて欲しい。情報共有こそ効率の良い散髪に繋がり、つまりは早く店を閉められるだろうから。
  • とはいえ全領域を徹底的に整える余裕はない。だって、店を閉めたいのだ。
  • 明日また来る、という選択肢もあるのだよ。だって今日は早く店を閉めるつもりだから。

他にも何か言っていた気がするが、全体としてはひとつのメッセージを伝えたかったのだと思う。シンプルだ。

そりゃあ大変、と協力することに。状況的に、協力せざるを得ない。
前髪を短めに、とだけ伝える。あとは整える程度。テーマは選択と集中

びっくりするくらいに雑というか手早い散髪だった。
台湾を旅した時に、半ば冒険のつもりで街頭の青空散髪を試したが、それよりもスピード感に溢れていた。
まるでチェーンソーで彫刻を作るようなバリカンさばき。「刈り上げにしない」と伝えていて、確かに刈り上げにはしていないが、もみあげから前髪まで「切削ツール」的な手さばきで頭髪を減らしていく。
前髪の切る速度も凄い。シザーハンズからテクニカルな要素を減らしたような“作業”だった。
結果として左手で描いたスポック船長みたいになってしまったけれど(さきほど自分で修正した。なかなか難しい)、どうせ数日経てば不自然さも消えるだろう。お洒落ではない、という属性にも利点はあるのだ。

ちなみに確かに髪は洗わなかった。
ブロアーみたいな設備と排気ダクト的な管で髪を回収し、さらにダイソンの掃除機みたいな別の器具でもう1回吸い取って終わり。

さて、そんな雑な散髪、10分程度の作業で、料金は600円だった。
さすがに安い。もともと正規料金が安いのに、ずいぶん値引きしている。
こういう店で、そんなことをして大丈夫なのかと思ってしまうけれど、とにかく人生で最も雑な(そして早い)散髪としては、納得の価格である。得をした、とさえ思える。

 

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まあ、近々きちんと美容院や床屋に行かないと駄目な気もするが、さっぱりしたから良しとする。
普段は土日のどちらかを使うから、平日の夕食前に済ませられただけ良かった。
髪がちくちくするから、今からお風呂に入ります。そして寝る。おやすみなさい。

 

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