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「かねはち」の人達

用事があって榛原郡に行く。
帰りにローカルチェーンのスーパーマーケット「かねはち」に立ち寄った。

自分の住む土地からそれほど離れていないけれど、スーパーマーケット・チェーンの違いというのは、そのまま商業圏や食文化の変化に関連する。
「かねはち」の品は、「静岡県西部地方」の色が強い。珍しい魚や加工食品があるわけでも、見たことのないお総菜が並んでいるわけでもない。でも、扱うメーカーが違う、季節を彩る和菓子がちょっと違う、そういうものが見ていて楽しいし、つい買ってしまいそうになる。

その「かねはち」は、店員さんがとても元気だった。
レジに詰めている2名の婦人が、とにかく喋る。今時、あれほどレジから動かず、終始雑談ができるパートさんも珍しい。
でもそれでいいんじゃないかな、という馴染みかたをしていて、面白い。人徳というのか店の雰囲気というのか、たぶんAEONでは許されない気がするが、「かねはち」ではこれが正義なのだ。
それにしても、まるでピクサーかディズニーアニメの吹き替え音声みたいに元気でハイテンションな人達だった。ファインディング・ドリーの主役級の魚達がレジを担当しているみたいなお店だった。

 

 

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同じスーパーマーケットでも、僕がたまに使う「しずてつストア」は、本当に落ち着いている。
ルールに則っているけれど無理に明るくフレンドリーにはしない、という方針を貫く女性の店員さんがお気に入り。この人は本当に地味で、年齢不詳で、栄養が足りていない風に見える。
でも、腕には「関ジャニ∞のライブで手に入れたリボン(?)を編んだ輪っか」をいつもはめている。その他のコンサート・グッズを身につけている時もある。きっとそういう“ハレの日”に発散するのだろうな、と想像する。ストーリーを感じさせる。
映画でいうと、カンヌ映画祭の「ある視点:Un Certain Regard」にノミネートされそうな、そんなスーパーマーケット、それがしずてつストア。
その店では、誰もが何かを抱えながら、バーコードを読み取っているのだ。何かのために、あるいは誰かのために。

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今日の夕食は、その「かねはち」で買ったシラスを卵とじにしてみた。ほとんど夾雑物を取り除いていない、だから安いと説明文にある。
夾雑物、といってもプランクトンだ。食べても平気だし、僕はわりとこの小さな生き物が好きなのだ。イカの幼体なんて、得をしたきぶんになる。

さて、そろそろお風呂に入る。そして、寝る。