キンメダイの湯煮を作る

家族は石垣島に行ってしまった。
元気な人達だ。そして、羨ましい。

というわけでしばらくは自炊の日々。
今日は「湯煮」を作ってみた。

耳慣れない料理名だが、要は魚を沸騰しない程度のお湯で加熱する、というもの。湯を煮込む訳ではない。今回は生の「キンキ」を使った。キンキというのは、一般に言うところの金目鯛の事で、地元では妙に安い時がある。

 

「湯煮」ってナニ?/魚の理想的な調理法 - | 日刊水産経済新聞

 

 

作り方の詳細は上記のリンクを参照。
書き出すと、こんな感じ。

  1. 魚の切身全体に薄く塩を当てる
  2. 鍋かフライパンで沸かした湯に、少量の酒を入れる
  3. 魚を入れ、沸騰しない火加減で3〜5分加熱し、取り上げる

確かに失敗する要素がほとんどない。酒は塩をした後に振りかけたほうが少なくて済むだろう。
魚に塩振る、お湯沸かす、酒振る、火を止める、魚入れる、蓋してしばらく置く、取り出す、おしまい、そんな手順。ソースやタレの類を作る時間と手間のほうがかかっている。

あくまで加熱するためのお湯だから、“上手にできた湯煮ほど、ゆで汁には何の味もない”と書かれている通り(なかなか凄い表現だ)、湯は出汁にもならない。
テフロン加工のフライパンは一般に少し深めだから、あれが一番やりやすいと思う。

今日は冷蔵庫にあった「食べる辣油」みたいなもので、刻んだネギと桜エビを炒めたものを添えた。
煮魚とは違った味で、しかもアレンジもしやすい。後片付けが楽なのが、何より嬉しい。

 

塩がきつかった塩鮭を煮ることがある。お弁当屋などでも、焼き魚のかたちをしているのに実際は煮て加熱しているところもあるという。加熱が目的なのだから、確かに合理的なのだろう。
しかし沸騰させない、という工夫でここまで格別に美味しくなるのならば、ホイル焼き程度の普及をしてもおかしくないと思う。味付けのアレンジも、最初はホイル焼きの要領で広げられると思う。

 

あ、動画があった。


結構しっかり煮ている。湯の量も多い。これはカニでいうところのボイルか。僕が作ったものとは違う。

 

 

 

 

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