♪Fly me to the moon.

たまに設備を借りにやってくる別の部署のおじさん、伝え聞くに実はとても凄い研究者とのことだが、気さくでお洒落で、いかにも自分の研究が大好きでたまらない、という雰囲気が素敵だ。実験の話になると止まらないけれど、その時間で給料が貰えるのだから、ものすごく得をした気持ちになれる。

で、その人が今日は一人で難しい作業をしていた。でもやっぱり楽しそう。口笛で小さく、「Fly me to the moon」を吹いている。
それを聞いた職場の若い(といっても30代だが)人が、「あの人エヴァンゲリオンの歌を歌ってる。やっぱり理系はオタクだ」と他の人達に言いふらしていた。いやそれは違う…と訂正するも、「知らないよ、そんな難しい洋楽の話」と言われてしまった。そうか難しい洋楽の話か、となんだか面白くなってしまった。嘘じゃないが、僕の中の「洋楽」は、ちょっと違うのだ。ロッキングオンに載っているのが、僕にとっての洋楽。

 

Fly Me To The Moon

Fly Me To The Moon

 

職場での出来事といえば、上司に声をかけたら「ざいてん!」と返事が返ってきた。なんだざいてん、って。天に在り、か。
どうやら「先生!」と呼ぶつもりが「おかあさん」と発声してしまう小学生のような、よくわからないミスらしいのだが、でも僕が知りたいのは「ざいてん」のこと。
僕は帰宅して玄関のドアを開けた時に、「ただいま」と言いたかったのに、「じゃあ入るよー」と言いそうになったことがある。ある、というか昨日がそうだった。「じゃあ入るよー」は、お風呂を先に入る時に家族にかける言葉。
たぶん脳が壊れているのだろう。まあ、昔の電話はよく混線したというし、Windowsなんて不思議なトラブルが山盛り搭載されているのだから、僕の脳がおかしくても、それくらいは不思議ではない。

でも「ざいてん」は気になる。 
SF小説ダイナミックフィギュア」に登場したロボットの1体が、そう、ザイテンだった。あれは良い小説だ。今でもたまに読み返す。

 

ダイナミックフィギュア(上) (ハヤカワ文庫JA)

ダイナミックフィギュア(上) (ハヤカワ文庫JA)

 
ダイナミックフィギュア(下) (ハヤカワ文庫JA)

ダイナミックフィギュア(下) (ハヤカワ文庫JA)

 

 

ロッキング・オンの時代

ロッキング・オンの時代

 

 

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