揚げた芋と飲む芋と。

勤務時間の後半に、ふとフライドポテトが食べたくなってしまった。1年に1回から3回ほど、そういう衝動が湧く。逆に言うと、それ以外の時はフライドポテトには興味が無い。
この場合のそれは、基本的にファストフード店のフライドポテトであり、さらに限定するとマクドナルドのMサイズを指す。

少し残業をして空腹だったこともあり、それでは寄り道をしようと試みる。残念なことに、通勤路にはマクドナルドその他のファストフード・ハンバーガーショップは存在しない。

そして、疲れた日には、少しの寄り道も避けたくなる。
僕の場合は田舎道をひた走る経路であり、お店に寄るというのはすなわち市街地、いや街というよりごみごみした田舎の国道へ近寄ることになるため、それよりはとにかく家に帰りたいという気分が強くなってしまう。

ともあれマクドナルドが見えてきた。後は買うだけ、という状況で、どういうわけか店の前が混雑している。たぶんドライブスルーを利用する人達の車だろう、道にまではみ出て、1車線が渋滞している。
普通の駐車場も入れそうにない(酷い構造だ)。
どのような理由かは皆目見当がつかないけれど、マクドナルドは不思議な行列が稀に発生する。
きっと並んでまで得たいものがあるのだろう。
僕だって、唐突にフライドポテトが食べたくなってしまったので、そういう人達が偶然にある時刻(夕食には少し遅いが不自然ともいえない19時30分過ぎ)に集合する事だって、もしかしたらあるのかもしれない。

結局、フライドポテトは買えなかった。でも玄関で靴を脱ぐ頃には、その“熱”も冷めていたから、結果としてはヘルシー&エコノミーである。夕食の煮魚にも、たぶん合わなかっただろう。

 

そして食後に、少しだけ自分を甘やかすものを作った。
このブログ記事にある「タロイモとココナッツミルクのドリンク」を真似する。


徹底して手抜きバージョンにアレンジ。
里芋は冷凍のものを電子レンジで温めるだけ。ココナッツミルクは小さな紙パックの品を輸入食材店で買ってあった。味付けは、同じ店で買った、とろりと甘いココナッツミルクとタピオカの瓶詰デザート。なにしろ本物の甘さがわからないから、これが基準となる。
里芋とココナッツミルク、それに瓶詰の液体部分を混ぜる。適当に潰して、ミキサーにて攪拌。低脂肪乳も少し入れる。
だいたい味が決まったかな、というところで瓶詰のタピオカを投入。

少なめを意識して作り、コップに2杯ぶんが完成。
ココナッツミルクはずいぶん余った。タピオカパールを買ってくれば、飽きるまで作れるだろう。
濃厚なのに優しい味わい。薄甘い、より少し甘い程度が美味しい。ただし本物の味、正解はわからない。
とはいえ、大満足。
静岡の中心街あたりで、あと数ヶ月経てば飲めそうな気がするが(静岡初上陸!と看板が出た頃には、都会で廃れている現象が予想されます)、わざわざ買わなくても良さそう。
里芋でいいじゃないか、という気もする。タロイモ、あれはとても良いものだけれど、食べるならば別の料理がいい。ベトナムの揚げたタロイモ、あれは本当に美味しかった。

あ、結局、また揚げた芋に話題が戻ってしまった。
フライドポテトはまた別の機会に。近いうちに食べそうな気がする。静岡市で美味しいのは、「チェリービーンズ」と、「ALLEE RESTAURANT」だと思う。まるで方向性が違うけれど、止まらない味。

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