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口内炎の薬

数日前から、口内炎を患っている。
下唇の右側奥と、舌の先。
特に舌のほうが、何をするにも不便だ。滑舌が悪くなり、食事の際には痛み、もちろん食事の時以外にも不意にその存在を主張する。それから、寝ていると乾燥するのか、明け方に微睡んでいる時に気になってしまい、結果として睡眠を妨げている。

これはたまらぬ、と職場の人達に対処法を聞いてまわる。
チョコラBB」から「とにかく無視」まで、意見がばらつく。無難なところでビタミン剤と、薬だろう。
我が家ではトマトが効くとされているが、なんとなく精神論というか、苦労こそ人を強くする的な教訓じみたものを感じてしまって、好きになれない。わざわざ酸っぱいものをぶつける辺り、妙な説得力があり、逆に嫌になる。良薬口に苦し、ならば糖衣に包めばいいじゃないか。
ちなみに、「Yahoo!」の質問サイトを検索したところ、4割がお説教だった(あなたの食生活が悪いのですよ!)。時間の無駄だったと思う。

 

 

というわけで、帰宅時にドラッグストアへ立ち寄る。
昔は「ケナログ」が定番だった。今は塗り薬から飲み薬まで多種多様。パッチタイプは、自然に剥がれるからその後は気にするな、というものもあれば、自然に溶けるものまであって、目移りしてしまう。価格差は数百円だったか。1000円前後だった。

森下仁丹製薬の「メディケア」シリーズに属する、「デンタルクリーム」なる商品を購入。鎮痛して消炎して殺菌する、とのこと。

 

【第2類医薬品】デンタルクリーム 5g

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塗ってみた。
塗った直後から効いてくるのがわかる。痛みがほとんど無くなった。薬効というよりも、口内炎の潰瘍部分を覆ったことがその理由だとは思うが(市販薬で、ここまで強力な鎮痛成分があるのだろうか…)とにかく有難い限りである。
塗り薬には珍しい即効性。
僅かに感じるメントールは炎症を鎮めるものだろう。どういうわけか、鼻の奥にニンニクっぽい風味が生じる。ガーリックを使ったスナック菓子や加工食品のような、本当に僅かな感覚。しかしチューブにも薬にも、そんな匂いは無いのだ。どういう錯覚なのか。

ともあれこれで、安眠できる。回復が早まれば、言うことは無い。
忘れた頃には治るが、しかし痛いうちは忘れない、という難儀なもの、それが口内炎。早くナノマシンが実用化して、口腔粘膜なんてものはさっさと修復できるようにならないものか。



ナノマシンといえば、好きだった小説、「虐殺器官」の映画版が、ようやく公開される。これは必ず観に行く。出来が悪くても愛していく覚悟だ。それくらい、待ったのだから。

 

虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA)

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