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Antique cafe roadとその周辺

掛川市にあるアンティークカフェ「road」に行ってきた。
ここは前に1回だけ行ったことがある。
Webサイトには“秘境”と書かれているが、別にそれほどややこしい場所ではない。最後の数百メートルは細い道で、ガードレールが無くて隣が沢、見通しだって悪いけれど、それでも車で店の前まで行ける(ハイエース・クラスまで進入可能との看板有り)。
そもそも店の建物が工場か厩舎を改装したような建物だから、かなりの田舎とはいえ人里離れたような場所とはいえない。

この日坂の辺りは古い宿場の趣きもあるし、店のある山を登っていくといきなり視界が開けて茶畑が拡がっていて、たまに訪れると楽しい場所。
今日はバイパスから下りたあたりで自転車に乗り換え、軽いサイクリングがてら店まで走った。坂は多いが、小径車でもなんとか走れる。駐車場の隅には自転車用のラックもあって、たぶん自転車趣味の人も多く訪れるのだと思う。

アンティークといっても、特に高級な感じの品は無い。
ジャンク品や、感じの良いガラクタ、古道具がたくさん。古いバイクや、可愛らしい昔の軽自動車が店の内外に点在している。
こういうジャンクを溜め込む店というと、妙な主張や貼り紙が多い印象。ガラクタ集積系の“ちょっとおかしい人”か、“素朴さを追求し過ぎた古道具趣味”あるいは“所ジョージになりたい田舎者”。その全ての要素は少しずつ感じられるが、でもこの「road」は至極真っ当なカフェだ。趣味全開かつ居心地が良い、というのはそれだけで素晴らしい。

メニューはカレーやパニーニといった軽食と、コーヒー各種、紅茶とソフトドリンク、ケーキが少し。広い店内の好みの席でのんびりと味わうことができる。
店の気温は、たぶん低かった。なにしろ倉庫みたいな建物で、周囲は山と沢なのだから。
でも、あちこちにストーブが点在し、さらにストーブから遠い席には練炭入りの七輪を持ってきてくれて、ブランケットも用意されているから、寒さは気にならない。開放的で気持ち良い。
人ぞれぞれだが、居心地の良い空間だと僕は思う。

今日は豆と鶏挽肉のカレーを食べた。
トマトの酸味がしっかり感じられる、あまり辛くない、雑穀入りのご飯に良く合う、いかにもカフェっぽいカレー。美味しい。
食後にはコーヒーとチーズケーキを。
コーヒーはなんとなく、大昔に流行った“炭焼きコーヒー”をどこかに感じる、でもすっきり飲みやすい味だった。チーズケーキはナッツがたっぷりで、ベリーのソースがとても合う。

どこにも目新しさは無く、この種のモノが好きな人ならば、想定の範囲内だとは思う。でもがっかりする部分はまるで無いし、規模としてはこの周辺において群を抜いている。
他に替える難いカフェとして、ふと思い出したら行ってしまう、そんな店。
実は静岡と浜松を結ぶ所謂「国道1号線バイパス」を下りたら10分足らずというアクセスの良さも魅力。特に秋冬はおすすめです。

 

antique cafe road