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ようこそ新しいブーツ

今年は旅の道具を色々と更新した。
旅行の機会も多かったし、特に一人旅では、軽くて機能的なものが欲しくなる。ウルトラライトなアウトドア旅ではないにしろ、荷は少ないほうが良い。

ずっと靴を買いたかった。
10年以上履いていた、革のスニーカーが、そろそろ寿命。修理も難しく、同じ品を探しても絶盤で、新しいモデルはデザインが良くない。

日常でいちばん履いているのは「オーロラシューズ」だが(2足を交互に使用)、旅や雨の日には頼りない。楽には楽なのだけれど、万能ではない。それに、オーロラシューズも10年近く履いていて、手入れをすればまだまだ現役なのだけれど、味がありすぎるわけで、簡単にに言えば「ボロい」。あれほど楽な靴は他には知らないが、楽な靴だけでどこにでも行ける訳ではない。日常の使用はまだまだ続けるけれど、お出かけから旅行まで使える、ある程度の機能性を持った靴を探していた。

およそ1年前に、以下の要件を充足する靴を探し始めた。

  • 防水性を持ち、かつ透湿性があること。
  • 軽いこと。
  • ベーシックなデザイン。
  • 革製。長期使用に耐える。
  • 靴底の交換ができること。その他のメンテナンスが容易であること。

春と秋の旅(瀬戸内国際芸術祭)においては、ストップギャップとしての安価なウォーキングシューズを購入して対応した。Hawkins社製だったか。これは値段のわりに性能は良く、今も愛用している。歩きやすいし、雨の日も快適、なにより軽い。でも、長く履いていると蒸れる。
北海道旅行では、トレッキングシューズを履いていった。性能は申し分無いが、見た目がスポーティーで、服を選ぶ。

というわけで、暇な時はお店を覗いて、「自分にぴったりの靴」を探していたのだ。
そして、昨日の日記にも書いたブーツが、どうやら「ぴったり」だということで(夢に出てきたし)、買ってみた。

自分の想定よりは高価だったが、長く使うものであり、高級ブランドというわけでもないから、無駄な出費だとは思わない。お店の人も丁寧な対応をしてくれたから、とりあえず満足。

brandstone、というオーストラリアの会社の靴。
かたちはサイドゴアブーツ。というか、サイドゴアブーツの元祖本家を名乗っていると手元の本には書いてある。
わりと端正な形だが、おそらくは仕事用の靴、ワークブーツなのだと思う。オーストラリアのホームセンター(ジャンボ“オージー”エンチョー)においてはプロ用の道具売り場に、そしてロンドンではセレクトショップに置いてある、そんな品だと推測。そういえばこういう靴、映画俳優が趣味の園芸をしている時に履いていたなあ、と買ってから気付く。
きちんと綺麗にしておけば、そこそこきれいめなカジュアルでも合うのではないか。

型番は「558」。数字の意味は、忘れた。色は黒。

とにかく軽い。ショートブーツでここまで軽いのは珍しい。僕の選んだモデルは、どちらかといえばぴったり側面を包む形になっていて、いずれ馴染めばブーツらしからぬ一体感が生じる筈だ。でも痛いところや、我慢する部分は無い。
しいて言えばかかとより上の違和感はあるが、これはブーツに慣れていないからだと思う。

 

 

先ほど、薄くクリームを塗ってみた。これは実用上の必要ではなくて、儀式みたいなもの。革そのものに最初からたっぷりオイルが染みこんでいて、いかにもこれから変化していく予感がある。
しばらく通勤や日帰り旅行(年末に予定)で履いてみて、具合を確かめる。

 

今になって気付いた。職場の靴箱は、ショートブーツが入るだろうか。ロングブーツは入らなくて、よく別の場所に置いてある。まあいいや、何とかなるだろう。

 

買ったのは静岡市のPARCOからほど近い(浮月楼の向かい側)、「NATURAL SHOE STORE」。名前の通りナチュラルな靴ばかり、ダックフィートやビルケンシュトックといったメジャーなものから、静岡では他で見たことがない靴まで揃っていて、見ていて楽しい。店員さんはやたらと親切で、説明は淀みなく、試し履きも徹底的にやる。それが当たり前なのだろう。
なんとも頼もしく、せっかく買うならこういう店だよね、と思わせるあたりがプロっぽい。
向かいには修理工房もあるから、今後もお世話になるだろう。気持ちの良いお店でした。

www.thenaturalshoestore.jp