静岡大道芸ワールドカップ2016と、「つきさむ」のおやつ

今日は良いことが2つあった。

まず、先日から楽しんでいる大道芸ワールドカップ、これを満喫できた。昨日までは諸事情あって、楽しいのだが反省、あるいは楽しめるほど観覧できない状況。が、今日はきちんと街のお祭り騒ぎを楽しめたし、「やっぱりいいなあ」と心底思うことができた。

とはいえ、今回はきちんとガイドブックを読み込んで場所と時間を把握して巡る、という楽しみ方はしていない。なんとなく“出たとこ勝負”で挑むことになってしまった。
結果として、ジャグリングばかり見てしまった気もするし、日本人パフォーマーの比率も多かったし、待ち時間も長くなってしまった。密度、という点では過去最低に近い。
それでも楽しいのだから、やはり良いイベントだ。

今年の(個人的な)いちばんは、この人。
イギリスから来たおっさん。テクニカルな面では、若手日本人パフォーマーに劣る部分もあった。でも見せ方が素晴らしい。お洒落で、お茶目で、間延びしない。表情だって活き活きして、楽しそうだ。なんとなく「マルドゥック・スクランブル」が実写映画化したら、この人が渋いおっさん役で適役ではないかなど、想像した。カジノ編での、ブラックジャックの人とか。
とぼけた風情の人だったが、最後の大技がすごかった。大技といっても派手ではない。「テーブルクロス引き」のあとに、さっと「テーブルクロス入れ」をした。他に見たことがない芸。思わず投げ銭も奮発してしまう。

他にもたくさんのパフォーマンスを楽しんできた。
もう10年以上も参加しているイベントだから、個人的な基本方針が定まっていて、それを守れば大失敗は避けられる。

1.迷ったら外国人
街中のあちこちで様々なアーティスト・パフォーマーが芸を繰り広げている。ガイドブックを読んでもぴんとこない場合は、とりあえず外国からの出演者を狙う。言葉の壁があるからこそ、シンプルに楽しい芸が多い。
日本人パフォーマーは、話芸で「技術をカバー」するきらいがあって、自分に合わない場合は本当に“損をした気分”になってしまう。

2.J-Popと時事ネタが聞こえてきたら逃げる
上の指針とも関連している。
普段からバラエティ番組に慣れ親しんでいるのなら大丈夫だと思う。そうでなければ、たぶん後悔する。僕はそういうものは大道芸ワールドカップに求めていないし、その種の素養に欠けるため、「若手芸人のトーク」みたいなものが聞こえてきたら逃げる。
人によっては、「アートっぽいもの」を避けるパターンもあるだろう。これはまあ、説明文や芸名を眺めているうちに見分けがつくようになる。

3.移動は裏通り
これは地元民だからこその選択。メインストリートならば“流し”の大道芸人がたくさんいて、とても楽しい。それ以外の移動は、1本外れた道が空いている。移動時間が格段に違ってくる。

4.拍手は早めに
いいな、すごいな、と思ったら率先して拍手をする。
まず間違い無く、それが起点となって、みんなが盛り上がる。場の空気を高める、という気分の良さと、もちろん目の前で頑張っている大道芸人への尊敬も込めて、拍手や歓声は惜しまない。
あまりやり過ぎると、ステージに上げられて芸のサポートや共同作業をやらされる(イジられる)から注意は必要だが。僕は1人で観覧している時に限って、そういう目に遭う。

ここまで書いていて思った。
今日が最終日。今書いても、何の役にも立たない。

 

 

 

 

さて今日は、大道芸ワールドカップは早めに切り上げて、おやつは「つきさむ」へ。夏の長期休みがそろそろ終わるかな、と思って行ったところ、やはり開店していた。
いつも店のドアにあった貼り紙より少し前に、非公式というか試験的というか、ゆるりとスタートするのだ。

今日は常連さんらしき人達が入れ替わり立ち替わり、でも全体にのんびりした雰囲気。みんな静かに店主さんへ声をかけていく。「おかえりなさい」とか、ちょっとした言葉。さっぱりした店と、その常連。

僕は「アルプスブレンド」と「栗のパウンドケーキ」を注文。
すっきりした味のコーヒーは量が多め。パウンドケーキにはラム酒が香る。ああこの組み合わせだ、と静かに感動する。何にせよ物静かになってしまう、そんな店。

tsukisamu6.exblog.jp

 

大道芸ワールドカップ」満喫と、「つきさむの再開」、その2つが今日の良かった出来事。
年末調整の書類も書けた(マイナンバー制度が始まったのに、まるで楽になっていないのはどういうわけだ?)。革の工作もひとだんらく。年賀状の下絵は3パターン仕上げた。上々の週末といえよう。

 

 

 

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