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歓迎会・送別会

職場の歓送迎会に参加。
この会社に勤めてからは、初めての幹事。自分が飲み会に興味が無いこと、主賓が酒を飲まないこと、そして女性が多かったことから、今回は居酒屋ではなくて、エスニック料理店を会場とした。

個人経営の小さなお店で、いわゆる「飲み放題」ではないし、料理だって宴会向けの無難な創作エスニックではなくて、きちんとタイやベトナムの料理。ただし地元の野菜を使い、食べやすさを意識した味付けになっている。

職場はかなり保守的であり、数人のベテランは「飲み会といえば飲みまくる」ことを日々語っていた。だから店の選択については、遠回しに非難めいたことを言う人もいた。でも、なにしろ主賓がこの店を指定したので、それを盾に押し通した。特に送別する人が人気者だったから、多少の無理は通ってしまう。

結果として、酒はビールやモヒートといった軽いものばかり、あとはジュースやお茶やジンジャーエールで、それ以外は延々と美味しい料理を食べまくるパーティーとなった。なんとなく「女子会に、年配の男性数人と、中年男性と、若者数人が配置されている」感があるが、なにしろ料理が抜群に良かったので、酒が少なくても盛り上がった。
珍しいものばかりなのに、みんな積極的に食べていて、少し残ったのは満腹だから、という(歓送迎会にしていは)珍しい風景に、皆で笑ってしまった。

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個人的な目論見としては、「会社の飲み会=居酒屋=馬鹿騒ぎ」という昭和の常識をそろそろ脱却して欲しかった、という考えもあっての、お食事会形式。酒も飲み会も嫌いな人ばかりだったかつての勤め先では、飲み会の予算で「ちょっといいごはん」を食べに行くことが当たり前で、でもそれだって自分達で切り開いた道だったのだ。
「酒で馬鹿騒ぎ、ってのもねえ…」と普段は言っていても、「会社の飲み会って、そういうもの」と昔からの人達は思い込んでいる。あるいは配慮などによって、自分からは変えられない。
ならば何も知らないふりをして、「なにしろあの人は酒を飲まないし、ちょっと変わったところがあるから」と言われつつも別の道を示すのが、自分の立ち位置だと思っている。でなければ、次にまた、駅前のチェーン店の居酒屋で、普段は飲まない変なチューハイを飲む羽目になるのだ(僕は飲酒しないから、さらにつまらない)。

いちばん危惧していた、年配の管理職氏が喜んでくれたのが、とても嬉しい。たまにはこういうのもいいね、次は家族と来よう、と言っていた。それに、いちばん食事をもりもり食べていた。

 

 

 

ここまで書いたが、でも実はオーソドックスな飲み会も好きだ。自分から積極的に参加はしないが、出たからには楽しむ。揚げ物の盛り合わせとか、あっという間にぐだぐだになる鍋とか、細くマヨネーズが絞られた鮪のカルパッチョとか、みんな非日常で楽しい。
つまらない事さえも、珍しければ楽しめる。これは老化の効能だと思っている。