kindleのカバーを自作してみた

先月、新しいKindleを買った。
電子書籍の端末として、想像以上の活躍をしている。なにしろ軽いから、どこに行くにも鞄に放り込める。読めれば良し、読めなくても邪魔にならない。スマートフォンを眺め続けるのもなんだかなあ、という場所や状況でも読書なら楽しめてしまう不思議。

Kindle (Newモデル) Wi-Fi、ホワイト、キャンペーン情報つきモデル、電子書籍リーダー

 

 

 どこにでも持ち込めるので、汚れや傷が気になってくる。
特に白いボディは汚れが目立ちそう。電子ペーパー部分に傷が付いたら困る。

でも発売直後ということもあって、カバーの種類が少ない。
Amazon純正の品は購入価格の半額程度。僕としてはただの端末に、そこまでお金はかけたくない。プラスチックとビニールレザーの、いかにも電子機器のケースです、って風合いだったらがっくりきてしまう。
最近、サードパーティー製の安価な品も出てきたが、欲しい色が無かったり、注文してから届くのに時間がかかったりと、勢いで買うには何かが足りない感じだった。

旅行に持って行く、ということもあって、カバーは自作して対応することに決めた。
北海道旅行では最初の試作品を、そして昨日、その改良版を装着した。

見た目はこんな感じ。ものすごく薄手の文庫本(最近は少ない)にカバーをかけたような感じ。
材質は「ジーンズのラベル」。無印良品の投げ売り定番商品、「ジーンズのラベル素材で作った」シリーズを活用した。
「新書カバー」だと余裕を持って切り出せる。「文庫カバー」でもなんとか可能か。「小物ケース」とか「ノートカバー」なら、Kindle用に2枚以上取って余るだろう。僕は新書カバーを切って使った。

革に似た、でも全然違う風合いと、丈夫さ、軽さが良い感じ。切りっぱなしでも大丈夫なところが気に入っている。張りのある素材だから、芯材もいらない。

これを背面に貼り付ける。3Mの「コマンドタブ」が活躍した。
しっかり貼れて、剥がしても糊残りが無い。本来は引っ張る力に強いはずだが、めくる力にも耐える。
コマンドタブといえば、旅行の時もずいぶん重宝した。連泊で同じ部屋に泊まれたから、バスルームの壁などにフックを固定するのに使った。あとで剥がせるシール素材で、ここまで強いものは珍しい。
大袋だと安いし、潤沢にあるからこそ好き勝手に試せるタイプの消耗品でもある。最近のお気に入り。

3M コマンド タブ(はがせる両面粘着) お買い得パック S 80枚 CMR2-80

3M コマンド タブ(はがせる両面粘着) お買い得パック S 80枚 CMR2-80

 

 

 

 

つくりは簡単。
まず「ジーンズのラベル素材」を切り出す。高さはKindleのそれより5mmほど大きく、横幅はKindleの2倍に厚み、そして数センチを足した程度。この長方形を、ぐるりとKindleに巻く。
背面はきちんと覆うように何カ所かコマンドタブで固定。左手の側で、カバーが折れて、電子ペーパーの面を覆い、さらに余った部分(横幅に加えた数センチ分)を背面に差し込んで固定。1回折れば、形を保つようになる。
使う時は、逆に背面側で2つに折って、先ほどの差し込んだ部分は逆に折り曲げて差しなおす。これで電子ペーパー側は完全に露わになる。
もし作りたい人がいて、もっと詳しく、というのならば作図します。今日は寝るけれど。

簡易といえばこれ以上のものはない。なにしろ軽いし、読書の邪魔にもならない。柔らかい素材だが、上下に数ミリずつ(Kindleの形から)はみ出るサイズにすれば、角や側面も保護する。

まるで段ボールみたいな色あい。実際、素材としては「紙」とのこと。
使い込んでも変なふうにならないと見込んでいる。
気に入ったらこの設計で、本革で作り直そうかと思っていたが、これはこれで良いのではないか、と自画自賛している。「持つ喜び」から程遠い、簡素というより粗末なところが気に入ってしまった。

とりあえずKindleのカバー問題は、これで完了。不具合が発生するか、新しいアイデアを思いつくまでは手をかけない。たかがカバーだから、時間をかけ過ぎるのもなんだか違うと思うので。

 

デザインのめざめ (河出文庫)

デザインのめざめ (河出文庫)

 

 

 

t_ka:diaryは、Amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイトプログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。