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宗教対話

ケーキ 生活

 

帰宅前に立ち寄った文具店の隣は古くからあるお寺で、先月に不幸があったと聞く。たぶん住職の代替わりなど、ただのお葬式ではない行事が続いているのだろう。日々、誰かしらが出入りし、飾りつけなどを行い、時間によっては見たことのない仏教的儀式をしている。こう言ったら不謹慎だが、なんだか興味深い風景ではある。

今日はその、門の横で何人かまとまってお経をあげている集団に、女性2人が近づいていくところを目撃した。年配の女性と、まだ高校生か大学生くらいの女性。年配のほうは元気で、若いほうは弱々しい。その力の無さは、不登校を思わせる。服だって暗めの、ちょっとちぐはぐな感じ。
持っている冊子や雰囲気から、「あ、ものみの塔の人達だ」とわかる。いや、別の宗教団体かもしれないが、家々を回って、パンフレットを配ることが大切な宗教体験となっている類の、ああいう人達。勧誘よりはパンフレットを多く配ることが神への道だと信じているのではないか。
元気なおばさんと、元気ではない若い女性、という組み合わせも定番。田舎では家を巡り、街ではプラカードを掲げる。彼女らの神は、僕には理解しがたい。

どうするのかな、と車を始動させながら観察する。
驚いたことに、読経している輪に入り込み、檀家総代っぽい老人に、パンフレットを渡していた。若いお坊さん達にも配っていた。

ここでお坊さん達が懐からサブ・マシンガンを取り出したら面白いのだが(不謹慎)、静岡県は銃が規制されているため、特に暴力的なもめ事にはならない。
ただ、老人はパンフレットを地面に放置して、儀式を再開していた。なんとなく失礼な感じ。話を聞く姿勢ではない。お坊さん達は、さすがに放り投げたりせず、落とさないように布袋にまとめて、それからお経を再開した。

勧誘だろうが宗教活動だろうが、他の宗教で儀式をしている最中に声をかけるというのは、なかなかに挑戦的な気がする。ライブハウスなら大荒れである。X-menシリーズならば、ウルヴァリンが巻き込まれる喧嘩が始まってしまう。

 

 

ところであのパンフレットや冊子、読んでみると意外と味のあるものである。
風邪で寝込んでいる時などには、良い暇つぶしになる。特にあのイラストが良い。
こってりしたキリスト教的かつアメリカンなイラストだけ集めた本があったら、買ってしまうかもしれない。
文章は読むに堪えない。なにしろ非信者のことをあまり考えていないのか、最終的なオチであり根拠である「聖書」への持って行きかたが雑なのだ。絵の面白さに、完全に負けている。
ともあれ、パンフレットや冊子はゴミになるが、でもちらっと見てみたいとは思う。でも、見知らぬ人に玄関に立たれて、適当なことを言って追い返して、郵便受けに残されたものを読む、という現在のスタイルは気持ちの良いものではない。
そこで提案である。QRコードを印刷した小さなカードだけを残していってくれないか。そのコードを読みこむと、スマートフォンやパソコンで、無料のアプリなり電子書籍が楽しめる。印刷物じゃないから、音声やアニメーションといった要素も盛り込める。
QRコードをあれこれする技術の無い人達のためには、カードの裏側に配布場所を書いておけばいい。フリーマガジンのように、簡単なスタンドをどこかに置けばいいのだ。
環境に優しいし、布教活動の際の荷物だって軽くなるし、良い事ばかり。神様だって、きっと褒めてくれる。「神へ近づくIT革命」と考えればいい。まるでBOOKOFFで安売りされてそうな書籍タイトルみたいだが、でも経費削減にもなるし、良いアイデアだと思う。

 

 

ところで最初の写真は、先日の休みに食べた「MARIATHANK」のケーキ。桃のショートケーキは、今の季節のお楽しみ。普段はショートケーキは好んで選ばないけれど、この店の「桃」は間違い無い。アイスティーにも、温かいお茶にも合います。

 

神国日本のトンデモ決戦生活 (ちくま文庫)

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トンデモ偽史の世界

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