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にゅうめん(煮麺)

家電量販店で買い物をしたら、素麺を貰った。週末ならば福引きの景品なのだが、あまり客もいないし、1等や2等賞はもう当たっているし、ということで、ベーシックな景品を1つだけ自由に選べる形式となっていた。
自分としては、あの騒がしい鐘の音は勘弁して欲しいし、ワイシャツに法被という妙な格好の店員さんと差し向かいでがらがらと福引き機を回す行為も好きではないから、それらを回避して物だけ貰えるというのは、有難いことだと思っている。

そもそも、自分の買い物ではなくて、同僚に頼まれた“お使い”だから、純粋な利益として、喜んでいいのだと思う。まだ許可は得ていないが、さっそく夕食に開封してしまった。

とはいえ、今日は暑くない。23℃で涼しく感じるのだから、人間の肌感覚というのは不思議だ。冬場は20℃以下で幸せだったのに。
冷たい麺というのもなあ、というわけで煮麺にしてみた。にゅうめん、静岡ではあまり食べる機会が無い。少なくとも外食ではあまり見かけない。どちらかといえば、関西圏の食べ物だと思う。

だから、関西風に出汁を濃くしてみた。薄口醤油は無いから、色は薄めで、塩で味を調整する。ちくわ、青菜、葱を少し、冷凍してあった椎茸(父が趣味の蕎麦打ちで使った、出汁を取ったあとの干し椎茸を保存してあるのだ)が、具。ちょっと考えて、エリンギは止めておいた。

そのエリンギはオイル焼きにした。他には作り置きの煮物と、ワカメの酢の物。あ、ワカメは煮麺の具にすれば良かった。

 

たまに食べると、煮麺は美味しい。できるだけ上品に作るのが、コツかもしれない。この麺料理は、雑にあれこれ入れ込むと、「独り暮らし男子学生の創作料理」になってしまう。創作、というか単なる「冷蔵庫にあるものを入れただけ」のもの。それはインスタントラーメンの領分だろう。

 

 

関西風おかず―日本料理のコツ (新潮文庫)

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