焼麩と葱のスープ

さて胃潰瘍である。
とりあえず、薬さえ飲めば普段と同じ生活ができてしまう。
病院で貰った冊子によれば、あれが駄目これは食べられないと神経質になるよりは、普段の生活を心がけていればよろしい、とある。もちろん暴飲暴食や深酒は駄目だが、それは健康な時だって駄目なのだ、医学的には。

というわけで、あまり気にせずに暮らしている。お粥も食べないし、カレーを食べたりもしている。どちらかというと、周囲の人達のほうが色々と気にする。職場では、白湯を飲めとか、チョコレートは駄目だとか、皆がそれぞれの(胃への刺激に対する)持論を展開する。有難い限りである。

とはいえ、軽い胃潰瘍というのは、要は胃にできた口内炎のようなものなのだ。多くの粘膜の炎症と同じく、基本的に回復は早い。口内炎がいつの間にか治っているように、いちど修繕モードに入れば、あっという間であると医者は言っていた。
そういう意味では、今の薬で痛みが抑えられている状態で、節制を心がけていれば、それで病人としての対応は万全なのだろう。

ちなみに「カレーなどの香辛料が多い食事は駄目」は、俗説とのこと。
コーヒーだって、がぶがぶ飲まなければ問題無い。「気にしなければいけない“刺激のレベル”が違う」そうだ。
が、多くの患者は「あれが駄目、これは食べられない」と脅しておかないと不摂生に流れるし、医者らしい物言いは安心材料になるから言っているだけ、とも。「働く人の胃潰瘍が専門」という医師らしい物言いだと思う。偶然だが、いくつか一般向け書籍を書いている医師が担当だった。

もちろんこれは、慢性的な胃潰瘍の人には適用されない心がけ。他の全てを犠牲にしてでも炎症を抑え再発防止を確実にしなければならない人間には、それなりの方法があるのだろう。

 

そんなお気楽な胃潰瘍生活が始まったわけだが、やっぱり気になるものは気になる。薬を飲んでいるとお腹の辺りに違和感がある。それに、胃に口内炎みたいなものがあるなんて(それが胃酸に触れているなんて)嫌な感じだ。気にせず暮らせ、と言われても無理。
だから、おやつにマシュマロを買ってみた。マシュマロ、胃に優しそうなお菓子だと思う。それから、卵ボーロも。

 

夕食も、うっかり「優しいメニュー」になった。
焼麩と葱のスープをメインに、プチトマトとじゃがいものホイル焼き、アスパラガスのリゾット、それにニンジンサラダ。
リゾットとはいうものの、米はごく少なく、副菜っぽい感じに。ニンジンサラダは、細く切ったところで集中力が途切れて、塩胡椒で食べることに(変な味だが、悪くない)。

 

では寝ます。薬が効いているうちに寝て、夜中に起きたとしても睡眠時間だけは稼げている状況にしたいので。こういう発想からして、やや神経質になりがちな感じはしている。気をつけないと。

 

主菜

主菜

 
常備菜

常備菜

 
つまみ

つまみ

 

 

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