ブラジル・ショップのたまごボーロ

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仕事帰りに、ブラジルショップへ寄った。他の土地では何と呼ぶかは知らないが、僕の住む辺りでは、南米系の人達向けの食材店は、ブラジルショップと通称される。食材だけでなく、携帯電話や保健の契約から、仕事の斡旋、非常時の連絡など、中南米から来た人達のコミュニティー・ハブになっているところが多い。
ブラジルとはいうものの、もちろんチリやペルーや、色んな国の食材や食品が置いてある。ちなみに肉が安い。
見たことのない炒飯の素やインスタントヌードルの袋もあるのは、それもきっと「国の味」なのだろう。南米に移住した日本人から伝わったような、混淆料理みたいなものもある。棚を眺めているだけで楽しい。

いつも行く店は、半分が軽めのレストランになっていて、ハンバーガーやランチが楽しめる。かなり量が多いから、今日はパス。でもたまに食べたくなる。山盛りのご飯とポテトと豆、メインは大きな赤身肉のグリル、それぞれは“とびきり美味しい”訳ではないが、でも本当に魅力的なごはん。

今日はもう少し小さな、食料品だけの店に行ってみた。
クレソンの大袋(200円)や、見馴れない色合いのウリ(150円)を購入。ウリは実は、カボチャだった。さきほどスープにしてみた。ズッキーニを甘くしたような感じ。
この店では(というか、この辺りのブラジルショップの多くは)、ペストリーやパンを、きちんと南米風に作っている店から仕入れている。甘い物はしっかり甘いが、たまに食べると美味しいものである。異国感もたっぷり。
今日はチーズ入りのパウンドケーキっぽいものと、たまごボーロを買ってみた。

たまごボーロ、といっても日本のものとはずいぶん違う。
サイズが違う。500円玉にちょうど乗るくらいの直径。
色は白っぽい。焼き色がほとんどついていない。
甘みは強いほうか。デンプンの粉っぽさがしっかり感じられるが、日本の玉子ボーロほど、口溶けは良くない。なんとなくパンを感じるが、しっかり焼き菓子である。
ちょっとココナツの風味もして、面白い味だった。

たまごボーロというのは、太平洋をはるばる越えてポルトガル辺りからやってきた船から伝わった南蛮菓子が源流だと思う。で、この南米版のたまごボーロは、大西洋を渡って南米で育ったお菓子。こうして極東の島国に辿り着くというのは、ずいぶん面白い巡り合わせな気がする。
というわけで、明日は日本版のたまごボーロを買ってくる。あれはあれで、とても良いものだから。食べ比べたい。

 

西村衛生ボーロ本舗 元祖西村のエイセイボーロ 100g×12袋

西村衛生ボーロ本舗 元祖西村のエイセイボーロ 100g×12袋

 

 

 

 

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