日蝕の雨

楽しみにしていたわけではないが、仕事中に見られるのならばぜひ見ておきたかった自然現象、皆既日食。残念ながら雨のために、全く観測できなかった。

この日蝕、不思議なことに、今でも神秘的な効果を期待している人がいるみたいだ。そしてその根拠が「古代日本では云々」なのだから面白い。理屈の堂々巡りを気にしないのなら、誰だって効能くらいは創作できる。

逆に「日蝕の光は特別に危険」と怖がる人もいる。これは隣の部署の人がそうだった。テレビで盛んに言われている、「煤をつけたガラスやサングラスでの観測は目を痛めます」という話から、「普段の日光よりも日蝕は危険」と考えてしまったらしい。これまた雑な世界観。普段と同じくらいに気をつけて見れば、いつも通りの危険度だと思う。
しかし今時、煤をつけたガラス板なんて、誰が用意するのか。「昭和の遊び」っぽくて、なんだか素敵ではあるけれど。

 

天体といえば、よくわからないことがある。
同僚の何人かは、「星座は天文学の範疇」だと主張するのだ。小中学校では、理科の時間に「冬の星座」とか「オリオンの三つ星」みたいな勉強はした覚えがあるが、でもあれはいわゆる天文の科学では無いと思うのだけれど。もちろん地球から見える星の分類として今でもそれが使われていることは知っているが、「…ゼウスは哀れに思い天に配した。夏の夜、北西に延びる星の連なり、これがウナギ座である…」みたいな話は、天文学じゃないと思う。
こういうことは、調べればあっという間にわかるのだろう。でもなんとなく、そこまで「動く」つもりもなく、今に至るし、今後もそのままな気がする。
たまに、Wikipediaを主とした雑学漁りをする時期があって(時間泥棒だが、わりと楽しい)、そういう時に検索すれば万事解決。でも何を調べればいいのか、忘れていることが多い。ままならないものである。

 

さて、今日は職場に携帯電話を忘れてきた。
先ほどセキュリティ機能(GoogleAndroidバイスマネージャーを使用)で、職場に放置されていることが確認できた。便利な時代。たぶん、明日も電池は保つだろう。困ったのがアラーム機能で、朝に鳴り続けたらどうなるのか、まるで覚えていない。確か、10分の連続鳴動の後に停止するはずだが。なんとなく、「自分ならばその設定は変えているだろう」とも思う。
ここまで書いて、気がついた。職場とその周辺では、音を鳴らさない設定にしてあるのだった。そういうアプリがあるのだ。その鳴動停止が、果たしてアラームに効くのかは、よくわからない。さらにいうと、標準機能ではないアラーム・アプリのアラーム音が、鳴動停止設定の例外であるはずの「アラームは常に鳴らす」に含まれるかがわからない。

まあいいや、今日はもう寝なければ。もちろん、目覚まし時計はきちんと用意する。

 

二週間の休暇〈新装版〉

明日は故フジモトマサル氏の本が発売される。楽しみ。

二週間の休暇〈新装版〉

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聖なる怠け者の冒険 挿絵集


僕はこの本が大好き。
動物もかわいいけれど、彼の描く人間も良い。
森見登美彦氏の小説にぴったりの絵だと思う。

聖なる怠け者の冒険 挿絵集

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