焼津グランドホテルのブッシュドノエルで年の瀬を

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帰省した友人の「こだわりの珈琲店に行きたい」という要望に応えて、街を彷徨う。しかしもちろん、豆の種類や焙煎具合や淹れ方にこだわる、小規模な個人店は、大晦日になど営業しない。そういうライフスタイルの人達は、大晦日は働かない。

チェーン店のコーヒーショップはどこも混んでいるし、弱った困ったと言いながら、最終的には「焼津グランドホテル」に行くことに。

ホテルのラウンジなら年中無休で、しかもそれなりの質が保たれているだろう、という目論見。それに、普段は行かない場所だ。ちょっとわくわくする。

この目論見は、実に正解だった。
夕暮れを背にした駿河湾はとても綺麗で、暖炉の薪がぱちぱち爆ぜる音を聞きながら、コーヒーを飲み、ブッシュドノエルを食べる。
ブッシュドノエルは、今月のスペシャル・デザートとのこと。写真にはサンタクロースの砂糖菓子がついていたが、さすがにそれは付属していなかった。
濃厚なクリームと、チョコレートの苦みが効いた、良いブッシュドノエルだった。なんだか妙に大きくて、大人向けの味で、大満足。
コーヒーは普通。でも場所が良いから、特に不満は無い。
価格だって、特に高くはなかった。ホテルだから騒ぐ客もいないし、全体的に穏やかで、とても居心地が良い。

こんな風に、良い、そして思いがけない出会いが、来年もあるといいのだけれど。都会のように刺激と情報と新しい風に満ちた場所で暮らしているわけではないから、どうしても自分の知っている範囲で生活を楽しむことになる。今日のような「ひょんな事から」がたくさんある、そんな次の1年になればいいな、とコーヒー(凡庸な味)を飲みながら思った。もちろん喫茶・甘味に限ったことではない。

 

転職して1年、ようやく足下が落ち着いてきた。
新しい友人と出かけることも増えた。
心療内科に通わない生活が当たり前になった。肩こりは相変わらずだが、病院の世話にならず、共存している。
体重はずいぶん減り、突発的な風邪などはほとんど無くなった。
1年をかけて、落ち着いた生活を確立できてきている、と思う。

カメラからパソコン、携帯電話、そして自動車と、大きな買い物は、おおむね済ませた。

来年は、どんな感じだろう。
ケーキは相変わらず食べる(決定事項)。読書量は増やしたい。絵も描きたい。
それ以外は、まあ、なるようになるとしか言えない。

 

 

ともあれ、1年間ありがとうございました。
知っている人も、知らない人も、今後ともよろしくお願いします。
それでは、良いお年を!

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