思いがけず清水区探訪

静岡市清水区に行く用事があって、空いた時間に自転車で街を探検することができた。
といっても幼児の頃は住んでいたし、今も親戚や知人がいるから、全く知らないわけではない。好きな町並みや店、走りやすいところを選ぶと、いつも似通ってくる。

 

 

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昼は天丼。
清水駅から近い、観光向けの海産物販売所である「河岸の市」の定番である、やたらと盛りが良い天丼。
若い頃は、これが大好きで、いくら食べても天丼が終わらないというのはとても嬉しかった。たまに、何かの区切りで食べる、個人的なお祝いごはん、だった。
今日は久しぶりに食べて、美味しいことは確かなのだけれど(海老天の火の通り具合が最高だった)でも量が多くて辛かった。いちばん大好きな穴子を最後まで残しておいたところ、その「お気に入り」を残さず食べきることが辛くて、なんだか困ってしまった。加齢をネガティブに感じさせる丼は良くないと思う(責任転嫁です)。
ご飯をもう少しかために炊いてほしいこと、タレがだんだん足りないと感じたので、後で追加できる仕組みが欲しいこと、浅漬けか柴漬けがあれば嬉しい、その3点が残念。
またいつか、ふとした拍子に訪れて、注文してしまいそう。そういう魅力がある良い天丼でした。

そういえば、この店は自転車乗りの人達が多くて、ガチガチのアスリートタイプの人は、持参した特製ドリンクを飲みながら、「鮪のメンチカツ」から衣をはがして、中身だけ食べていたりして、なんだか面白かった。
自分は折りたたみ自転車でふらふら走るだけだから、しっかりとロードバイクで攻める人達とは接点が少ない。グローブくらいは、良いものを買おうかな、と思った。

 

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それから、清水銀座方面へ。
ここには「富士」という、古い喫茶店がある。
祖父が生きていて、僕が幼稚園児だった頃に、何度も連れられて行った。祖父はコーヒーを、僕は蜜豆を食べるのが定番だった。兄が何を注文したのかは、覚えていない。
だから今日も、蜜豆を注文。大人なので、コーヒーも飲む。
この店、ケーキは100円か200円。メニューも古いままで、「ホツトケーキ」や「レモンスカツシユ・ヂユース」といった表記がそのまま。レトロというと安っぽい、本当に昔のままの場所なのだ。客は常連らしきお年寄りが9割と、僕のような「古い喫茶店に興味がある人」が1割。静かな良い店です。ケーキも美味しそうだった。

 

 


せっかくだから、というよくわからない理由で、商店街の外れにある果物店で、フルーツジュースも飲んだ。踏切を眺めながら作りたてのイチゴジュースを飲む、という贅沢。
まだ本当に幼い子供がジュースを買ってもらっていて、まるで大昔の僕みたいだった。きっと、あっという間に大人になってしまうだろう。その時に、この果物専門店は、まだ存在するのだろうか。

 

 

おやつは、ちょっと離れた「草里」へ。

「ぞーりー」と読む。
独特の雰囲気があるケーキ屋兼カフェで、ケーキは大きく、紅茶は凝っている。ダッチコーヒーなども飲める。
休日の午後に訪れたのは初めて。お客さんがいっぱいで、とても賑やかだった。


「イチゴのパリブレスト」を食べる。草里らしさ、は薄いかもしれないが、でもなんとなく選んだ。きちんと美味しいし、豊かな気持ちになれるケーキ。
ところでこの店、ホールを行ったり来たりする店員さんは、みんなヒールの高い靴を履いている。見たところ、いちばん周囲に目を配り、きびきび働いている人が、いちばん尖って高いヒールのようだった。基本的に白いシャツと濃い色のスカートと、エプロンという組み合わせだけれど、その中でお洒落もしているのは素晴らしい。ちょっとしたアクセサリーや髪型が、華やかだった。

 

空いた時間にちょっと清水区周遊、という気分だったのだが(エスパルスドリームプラザ、という商業施設の駐車場で買い物をしたので、それで得られた無料時間を活用するだけのはずだった)、わりとしっかり、ごく小規模ながら“旅”っぽく過ごしてしまった。
なんだか無茶な食べっぷりだったのも、旅らしい。確か先週末も旅をして、食べてばかりいたから、しばらくは節制せねばなるまい。

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 ところで「天冥の標」は、きちんと買うことができた。

今日は家事も雑事も放り出して、寝ながらこの本に没頭する。というか、先ほどまで没頭していた。途中で寝てしまったが、それもまた良し。今から再開する。