フードコートの場所取りと、今年最初のシュトーレンは。

色々と買う物があって、雨の中、大きなショッピングモールに行ってきた。
天気のせいもあるのか、とても混雑している。特にフードコート周辺は、大変な騒ぎだった。
僕はSUBWAYのサンドイッチを食べた。
やや寒いが、外のテラス席は空いている。なにしろ雨なので。とはいえきちんと屋根はあるから、かまわず食べる。

フードコートの慣習なのだろうか、例えばハンカチやポーチを置くことで、「この席は確保しました」と主張できるらしい。花見の「場所取り」と同じなのだろう。
僕としては、場所を確保してから食べ物を買いにいくのではなくて、食べ物を買ってから場所を確保したほうがフェアな気がするし、席の利用効率も上がると考える。全員が「場所取り」をするルールではないのだから、暗黙の了解で「ここは確保したので使えません」なんて言われても、なんだか勝手な気がする。
そう考える人は僕以外にもいた。別に話をしたわけではないが、置いてあるタオルハンカチや買い物袋を、ちょっとずつ動かすという悪戯をする青年に遭遇したのだ。彼はずっと「同調圧力同調圧力」とつぶやいていたから、僕と似た思いだったに違いない。
まあ、十中八九、ただの「街のおかしな人」なのだろう。その「場所取りサイン」を動かすにしても、近くの空きテーブルへずらすとか、その程度の事しかしていない。たまに、4人掛けのテーブルから2人がけのテーブルへ移すといった非道をしていたが、基本的には「あれっ、と思う」くらいの被害だろう。なんとなく、現代の妖怪といった趣があった。

とはいえ、例えば小さなお子さんを連れた人達などは、場所取りも一苦労だとは思う。ショッピングモールのフードコートにおけるメインユーザーは、彼らなのだ。
きっと彼ら彼女らの苦労が、この自然発生的な場所取りルールを生んだのだろう。

店によっては、「先に場所を決めろ」と店側が言うところもある。例えば東京駅のファストフード店が、そうだった。それならそれで理解できる。

とにかく、どんな理由であれ、現状では、そのハンカチを置くことで「場所確保」が成立するというのは、100%の正当性は無い、ということは覚悟しておくべきだろう。
なにやらもめている人達がいたので(先ほどの妖怪『ハンカチずらし』氏とは関係無い)そんな事を考えてしまった。
つまり、ルールというのは習慣ではなくて、相互の協定なのだ。当たり前の事だが、なにしろ似通った人間ばかり集まる場では、つい忘れてしまう。

 

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ところで今日は、そのショッピングモールにある「スターバックス・コーヒー」に行ってみた。ショッピングモールのスターバックスは、壁というより柵で区切られていて、なんだか落ち着かない。でも外は雨で、他にコーヒーを飲める場所といえば、カルディコーヒーファームの試飲くらいだったのだ(あれはミルクと砂糖が入っていて苦手)。

今年最初のシュトーレンは、このスターバックス・コーヒーで食べた。
全然シュトーレンじゃなくて、パウンドケーキにシュトーレン的なドライフルーツが入っていて、粉砂糖がかかっているだけ、といった代物。でもきちんとコーヒーには合うし、味は良かった。添えられているのは、クランベリーのナントカ、いう焼き菓子。
スターバックス・コーヒー、僕にとってはコーヒーの味云々よりも、こういう「ちょっと変なスイーツ」を楽しむ場として機能している。甘くて大きいラテやフラペチーノは、興味が無い。

そんな土曜日。明日も雨の予報。


 

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