映画『キングスマン』

金曜日の失敗と、それより前から続く様々なトラブルが精神的に尾を引いて、今日もなんとなくどんよりしている。

こういう苦境に、ずいぶん弱くなったと思う。からっと忘れる、という強さが、昔はあった。今どうしてこうも引きずるのか、というと、失敗の内容よりも、それを引きずって心身が病むことを恐れているのだと推測している。理屈などで、トラブルへの今後の取り組み方、身の処し方は考えられるし、考えられないものは諦めて待つしかない。でもその考えて待つしかない状況で、つい昔の、あの心と体を壊した日々を想像してしまうのだ。あれは地獄だった。

どう考えても悪循環、しかもスタートが自分の恐怖心、という格好悪さ。まあ、これは一生抱えていくのだろうし、ある部分は時と経験が鍛えてくれるだろう。今のどんよりも、その過渡期であってほしいものだ。

 

それはそうと、ストレスにばかり向き合っているわけにもいかない。前述の通り、それは悪いサイクルを強化しかねない。

というわけで、話題のイギリス変態紳士スパイ映画、『キングスマン』を観てきた。

イギリス紳士とスパイ映画、そのエッセンスを煮詰めて、現代風の痛快映画に仕立てた作品。映像は派手で、ちょっと悪趣味なところがあって、きちんと感動もするし、楽しい作品だった。

良い意味で“気になった”のが、この映画は、人がばんばん死ぬこと。悪役も死ぬし、一般人も死ぬし、スパイ(味方の、良い諜報員も)あっけなく死ぬ。
これが「実は麻酔銃で、しっかり生きていた」とか、そういう生温いオチだったら、きっと興ざめする。あくまで過酷な仕事と世界、そこで繰り広げられるどたばたの「身も蓋も無さ」が、英国紳士の暴力に組み合わさってこそ魅力が増すのだ。

Twitterで「ドラマ『相棒』の右京さんが暴れまわる映画」という呟きがあった。確かにその通りで、そういうものに興味がある人には、ぜひ観てほしい。

ちょっとした無常観と、どたばたした豪華な映像。それから悪の親玉がちょっと珍しいタイプだったことも特筆すべき点かもしれない。

ところでこの作品、続編が作られるのだろうか。いくらでも作れそうな気もするし、これはひとつのパロディ&オマージュ作品として完結しても良さそう。

ともあれ、面白い作品でした。最近は、この種の「おばか映画」ですら、クオリティが高いから侮れない。いや、おばか映画といいつつ大作で、出演者は豪華で(英国王のスピーチの人が大活躍)、だからヒットは当然なのだろうけれど、でもきちんと馬鹿っぽいのだから偉い。
観て良かった。

 

 

 

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今日のお昼は、「mahoroba」のランチ。屋台風にエスニック料理がごはんと盛り付けてある。めっぽう美味しい、手のかかったアジアお総菜たち。

食後には「カノムモーケン」という、もちもちしたサツマイモのプディングを楽しむ。これ、この店以外では食べたことがない、そして好物なのだ。蓮茶によく合う。

mahoroba

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