「復活 笠井珈琲店」「天空の蜂」「洋梨と塩キャラメルムース」

長い夏季休業をしていた「笠井珈琲店」が再開したので、朝のコーヒーを飲みに行ってきた。いつもとかわらない店主とメニュー、客は開店を楽しみにしていた常連や知り合いが多い。

今日は定番の「1/2アイスコーヒーとブレンドコーヒー(ミルク抜き)」に、「かぼちゃプリン」を合わせてみた。甘くて濃くてミルク入りの小さなアイスコーヒーは、ブラックのホットコーヒーと交互に飲む。アテというかチェイサーというか、ホットコーヒーを味わうための甘いものとしての1/2サイズのアイスコーヒーなのだろう。なんとなくコーヒーゼリーを飲みながらコーヒーを飲む気分。
そしてかぼちゃプリン。これはとても滑らかで、食べ応えがある。たぶんかぼちゃプリン好きが求めるものを高水準に備えたプリン、といった感じ。粒子感や甘みやカラメルの風味。

そんな美味しいかぼちゃプリンとコーヒー、そして読書を楽しんでいたら、コーヒーをもう1杯サービスしてくれた。ハンドミルとネルドリップのこだわりのコーヒーの筈なのに、こうしてしばしば“余った”コーヒーが振る舞われるのが、この店の不思議。でも嬉しい。

 

 

 

映画を観た。
『天空の蜂』という日本映画。
長くて退屈な作品だった。
アクションと熱血と現代世相と政治と家族愛と軍事と、とにかく山盛りになって全体が散漫、その上で各シーンが安っぽい演出という、日本映画によくある悪いところが揃い踏みの映画。特にCGの質と使い方は興醒めする(日本映画の宿痾かもしれない)。
そしてもちろん、登場人物の心情と状況は劇中の彼らの台詞で解説される(残念な日本映画にはよくあること)。

原作は大昔に読んだ。原作に込められたメッセージの一部、要は原子力発電所に頼る現代人への警鐘と批判はきちんと込められていた。軍事スリラー的な面白みも、原作が“効いている”ように感じる。だがあの小説を、ここまでてんこ盛りのお子様ランチ的な散漫な作品に仕上げてしまったのは、実に勿体無い。

なんだかたまらない映画だった。それなりに考えさせられる主張や状況設定も、演出があれでは心に迫らない。
予告編で感じた「ティンエイジャー向けハリウッドSF映画みたいだな」という予感そのままに、でも中身はシリアスな(いくぶん説教臭くお涙頂戴の)日本映画。それでもなんとか最後まで鑑賞できたのは、繰り返しになるが原作小説の強さがあったからだと考えている。
映画を観るよりも、小説のほうが10倍くらい良いです。文庫もたぶん、今ならたくさん書店に積んであると思う。 

天空の蜂 (講談社文庫)

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天空の蜂 新装版

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おやつは、「マリアサンク」のケーキとアイスティー
先週と同じ、洋梨と塩キャラメルムースのフランス風ケーキを選んだ。本当はたくさん並んだイチジクのタルトやケーキ、それにパンプキンタルトや秋の果実のフルーツタルトも食べてみたい。でも洋梨と塩キャラメルムースは本当に美味しい。この店でなければ食べられない贅沢、として2週連続で食べてしまった。自分としては珍しいこと。

 

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暖かく晴れ、しかし風は涼しいという、自転車日和の1日。
どういうわけか「ツクツクボウシ」が鳴いていた。そういう季節だっただろうか。

 

ku:nel(クウネル) 2015年 11 月号 [雑誌]

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