昨日、Twitterで見かけて、その時は「ふうん」くらいにしか思わなかった組み合わせ、「ドラゴンフルーツと酢橘」が、試してみたら本当に美味しかったので、ここに報告する。
どちらもスーパーマーケットで特売(売れ残り処分品)だった。まあ、日常に不可欠なものではないし、どちらかといえば贅沢品の部類だろう。ドラゴンフルーツもそうだし、家のある辺りでは、酢橘もそれほどポピュラーな果物ではない。
薄甘いドラゴンフルーツに、すっきりした酸味の酢橘は、実に面白い組み合わせ。ほぼサラダ、しかも身体に良さそうな一品の味がする、でも果物という不思議。
東南アジアでは、ドラゴンフルーツは頻繁に食べた。見栄えがして安価なせいか、ホテルの朝食ビュッフェやランチでは定番だった。春に行った沖縄でもよく食べた。たぶん「あるところにはある」という農産物なのだろう。
薄味の果物が大好きな僕でも、ベトナムやカンボジアの(小奇麗な場所で)いつもいつもどっさり供されるドラゴンフルーツは、いささか飽きたものだ。機内食でも食べた記憶がある。
あれに柑橘類を絞ったら、きっと美味しかっただろう。少なくとも変化は楽しめた。
というわけで、今後はドラゴンフルーツに出会ったら、半分はそのまま、残りはレモンかライムを使いたい。でもいちばん美味しいのは、たぶん酢橘。あの酸味は、独特だと思う。びっくりするくらいに“合う”から、今は色々な人に薦めたくてたまらない。そういう類の味なのだ。