飲酒の習慣を構築するために

ニッカ シードル 紅玉リンゴ 720ml


特に理由はなく、強いて言えば寝付きをよくするために、最近はごく少量のアルコール飲料を摂取している。

もともと酒には弱く、特に社会人になってからは飲み会などは極力避けていたこともあって、今では仕事中に消毒用エタノールを使い過ぎただけでも、なんとなく顔が火照り、手が赤くなってしまう。いつも元旦にお屠蘇をひとくち、形式的に舐める以外は、ごく稀にバー(フルーツをたくさん使ったカクテルが美味しいところ)で、弱めに作ってもらって飲むだけ。そういう生活を10年近く続けている。確実に、酒よりも洋菓子からのアルコール摂取のほうが多い。

 

今週は、いちばん度数の低いシードル(3度)を、りんごジュースで3倍ほどに希釈して、つまり1%くらいに薄めて飲んでいる。これでも「酒を飲んでいる感じ」がするし、でも普通のりんごジュースよりは美味しいので、ずいぶん経済的な身体といえるかもしれない。

本当はこのシードルの“アルコール感”が抜けていると、さらに嬉しいのだけれど。安いからか、もともとそういうものなのか、やっぱり酒の苦手な風味がする。シナモンとクローブの粉を隠し味的に加えてみたところ、これはこれで美味い、という品になった。
生姜ジャムを混ぜても合う。ここに柑橘類を絞って、さらにりんごジュースを加えて、と工夫していくと、限りなくジュースになってくる。もはや「バッカス」や「ウイスキーボンボン」よりもアルコール摂取量は少ないに違いない。

シードル、あまり日持ちはしないものだと思う。お菓子作り、たとえばリンゴジャムなどに使えれば、週末に活用したい。もちろんアルコールは飛ばす。

 

そしてこの薄いアルコール飲料で眠りが訪れるかというと、きちんと寝てしまうのだから不思議。ただし寝る前の読書でいささか集中が途切れるのと(たまに栞を忘れたりする)、数時間の熟睡のあとに延々と微睡んだり、目が冴えてくるので困っている。

いつかビールが飲めるようになればいい、と思う。
あれはたぶん、飲める人にとっては美味しいものに違いないのだから。でなければ日本人が、これほどビールを飲むとは思えない。
本当はワインもたしなみたい。チーズは大好き、ワインも味は好き。ワインを取り巻く料理も、ワインを使った料理も好き。つまりエタノールが悪いのだ。
たまに買うワイン用のぶどうで作った非発酵の瓶入りグレープジュース(洒落た名前がついていて、ちょっと高価)は、本当に美味しい。あの甘さ控えめの酸っぱい100%ジュース、外食の時に(烏龍茶やジンジャーエールの代わりに)選べたらいいのに。

 

そういえば、100%グレープジュースに、徹底的に油抜きしたレーズン(オイルレスのものが使いやすい)を浸けこんで冷蔵庫に寝かせ、飲む習慣のある人を知っている。あれは美味しいのだろうか。あの人も下戸の甘党だった。