映画『パリよ永遠に』

思いがけない睡眠不足による絶不調のまま、映画館に行く。
今日は『パリよ永遠に』を観た。

あらすじからしてもしかして眠っちゃうかと思ったのだが、もう最初から最後まで冴え冴えと精神が張り詰めて集中し、映画館を出た後にぐったり疲れたことに気付く、そんな良い映画でした。ミニシアターの、あまり良くない席だったにもかかわらず、この没入具合は凄い。

第二次世界大戦、パリ開放前夜の駆け引き。
ヒトラーの命令でパリ全土の爆破を遂行するドイツ軍の総司令官と、それを止めさせようと説得する中立国の総領事。どちらも老境といっていい。舞台はほとんどが、指令所として接収している高級ホテルのスイートルーム。2人が建前と本音、それぞれの正義をぶつけあい、明け方から延々と言葉を交わす。
なだめすかし、騙し、良心への訴えかけ、それらだけでない「単純じゃない」問答の果てにパリは守られるのか。

史実を下敷きにした戯曲の映画化、だからパリが爆破されなかったことは僕達は知っている。ではなぜ、総司令官は最後までヒトラーの絶対命令を守らなかったのか。

戦争映画として、歴史ものとして、抑制と緊張感がびしっと効いた、良い作品だと思う。謎解きやトリック無しで(最後のほうで、ちょっとある)、とにかく飽きさせないでぐいぐい引っ張っていく。

 

そんな、素晴らしいが疲れる映画体験の後は、デパートの「大北海道展」でマルセイバターサンド(好物)を買ったり、cafe bikiniで知り合いの出産祝い用クッキーを選んだりと、なかなか忙しくも贅沢な休日を過ごした。
今になって頭痛がする。理由はわからない。
そういえば、今朝の4時ころに目が覚めて、それから全然眠れなかったのも、理由がわからない。眠いのだが、きちんと睡眠できなかった。

 

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ところで、今日の昼食は、鷹匠の目立たないイタリアン・レストラン「ペトラルカ」にてランチを食べてきた。
前菜もスープも手が込んでいて満足。
選べるパスタのなかでいちばん地味な「いんげん豆のトマトソース」が、見た目も味もしみじみ美味しかった。エビは風味付け程度、トマトの酸味と豆の味がオリーブオイルによく合う。これは自分でも試してみたい。豆のスープにも応用できそう。

 

では寝る。
今日はぐっすり寝たい。さすがに3時間睡眠は身体に堪える。しかし昼間もずっとぼんやりしていたのに、うたた寝も昼寝もできなかった。不思議だ。

 

ねむり

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