夕食は榛原郡の静波海水浴場近くのエスニック料理店「mahoroba」へ。
ここは何を食べても美味しい。
田舎のエスニック料理屋というと、ちょっとくどいくらいに調度品をアジアン系でまとめてくるところが多いのに、この店は「抜け」た感じが、まるでアジアのカフェか食堂のような、でも隅々まで店主のこだわりが感じられる、つまりセンスが良いのも珍しいと思う。
しばらく休業中で、メニュー等を一新しての再開となった。どんなものかと久しぶりに行ってきて、満足した。
この店は(相変わらず)野菜が美味しい。
ハーブは可能な限り自家製を使っているのだと推測。野菜が良いのは、扱いの上手さも影響しているのだろう。
この美味しさは、東南アジアを旅した時に遭遇した、あの「野菜が美味しい!」という驚きそのままだった。まさか日本で再開するとは、と二重に驚いている。
和え物を3種類から2品選ぶ。
今日は青パパイヤとトマトのサラダと、香味野菜とイカの和え物。
酢か柑橘類、甘みとナンプラー、唐辛子、かすかな苦味はレモンの皮かもしれない。そこにナッツが加わり、それぞれ特色ある味わいが生まれていた。湯通ししたイカにセロリとレモン汁とシャンツァイはわかるが、ナッツとレモンの皮は予想外。これは真似したい。
メインに食べたタイ風の混ぜ麺「センレクヘン・バミーヘン」は、人生における混ぜ麺ランキングでトップクラスに位置する味だった。これもナッツやナンプラーやスパイスやハーブが盛りだくさんで、辛味はほどほど、塩気は薄く、甘くて辛くて酸っぱくて、あっという間に食べてしまった。太めの米麺だったこともあり、お腹いっぱい。
もう少し食べたい気分。でも完全に満腹だから、今日は断念する。
食後の蓮茶は、この店の個人的定番。もっと日常的に飲めればいいのに、といつも思うのだけれど、でも買って家で飲むようなことはしない。そういう嗜好品もあるのだ。
ご夫婦で切り盛りしている店、らしい。
とても忙しそうななか、対応は温かく、説明も給仕もきちんとしている。
末永く続いて欲しい店。
今日は食前に(気まぐれで)モヒートを飲んだ。
もちろんノンアルコール。
モヒート、美味しそうと思いながらも、なかなか飲む機会が無い。お酒は苦手だし、いつも車で移動している。
この店のノンアルコール・モヒートは、ミントが山盛りで、薄甘くてライムが効いていた。なるほどこれが本当に美味しいモヒートなのか、と(ノンアルコールながら)感心して飲んだ。
そんなわけで、なかなか良い夕食でした。
近日中に、また行きたい。また同じ混ぜ麺を注文してしまいそうな予感。それくらいに気に入った。僕としては珍しいことだ。
421-0422 静岡県牧之原市静波2343-9
0548-22-6215
OPEN 金・土・日・月
HIRU GOHAN 11:00-14:30
YORU GOHAN 17:30-21:00 (20:30 LO)