映画『博士と彼女のセオリー』

時間が無いので手短に。

 

 

今日は『博士と彼女のセオリー』を観てきた。
車椅子の天才物理学者、ホーキング博士の青春時代から現在までを描いた作品。

素晴らしかった。
短い台詞の連続で、きちんと状況や心情が伝わってくる。印象的な映像と、ちょっとしたユーモア。イギリス的な良さ、深みを上手く創りあげていると思う。

終盤で、ちょっと“日本的な夫婦像・難病もの作品”にはありえないような選択を「博士と彼女」は選ぶ。しかし違和感はあっても、彼ら彼女らが真摯にお互いを向き合っているのなら、こういう選択になるだろう、それは素晴らしいことではないか、と思えてくるのは、真実の強さか、あるいは良い映画ならではなのか。

科学に興味の無い人でも、この映画は楽しめると思う。あるいは難病ものに興味がなくても、きっと心に残るものがある。

僕としては、先月の『イミテーションゲーム』と対になって記憶に残る、おそらくは“一生モノ”の作品となった。
というわけで、近々、また観る。

繰り返すが、良い映画です。誰かと話をしたくなるタイプの傑作。そして(不思議なことに)、英国旅行に行きたくなる。

博士と彼女のセオリー』という邦題は、もう少しなんとかならなかったのかと不満。ただし「セオリー」の話ではある。「方法論」とか「やり方」というと、ちょっとニュアンスが違う、そんな気がする。 

 

 

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今日のおやつは、静岡市のマリアサンクにて「アプリコット・タルト」を食べた。

映画の印象が残っていて、なんとなくイギリス菓子に見えてしまう。
それはそれとして、あんずの酸味がきっちり効いた、良いタルトだった。干しあんず好きならば、3個/日は食べられそう。

 

それ以外は、主に家事と雑事にかまけて、今に至る。
ついに書物の整理体制が整った。もう床に「未読本の塔」は立っていない。もちろん未読本そのものは消滅していないけれど、しかし整理された未読本は、そうでないものに比べると桁違いに良い。こうして収納を増やし、蔵書を増やし、いつか床が抜けるのかもしれない。だとしたら、今日がその歴史の第一歩だったと、後に回想するだろう。
それくらいに良い書棚ができあがってしまった。
見た目、使い勝手、拡張性、コスト全てが高い水準にまとまっている。おもわずしげしげと眺めているから、家事や片付けが進まない。困ったことである。

 

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