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狐に遭遇。たけのこのグリーンカレー。たけのこぱん。

ごんぎつね (日本の童話名作選)


帰宅時に、狐に遭遇した。
田舎とはいえ、交通量の多い国道と工場地帯の土地であり、普段は野良猫すら見かけない。付近に山は無いし、森も林も無い。
というか、静岡県中部の平野部では、狐を見ることは滅多にないのだ。山のほうに行けば狸や猪もいるらしいし、僕は数年前に日本猿に出会った。野生動物よりはヤンキー青少年が目立つ、そういう殺風景な場所で働いている。

出会ったのは、大きな川の堤防上にある道。だからおそらく、河川敷が住処か、あるいは川沿いに山のほうからやってきたのだと思う。あやうく車で轢きそうだった。

狐の鳴き声を始めて聞いた。「こんこん」ではなく「ぎゃっ」というか「ぎっ」という声。姿だけでなく、声も犬とは違う。

あの狐、これから何処へ行くのだろう。
あと1km足らずで、海に到達する。あまり狐と海という組み合わせに馴染みがないが、でも食べるものはそれなりにあるし、防風林や空き地もあるから、狐が住むには良いところかもしれない。

 

 

今日から家族は旅行。旅行というか登山。元気なことである。
近所に住む叔父が、タケノコを山ほど届けてくれた。疲れて帰ってきた身には、ちょっと辛いが(こんなにたくさん食べられない…)、でも有り難いこと。茹でてくれてあるのは、本当に助かる。

とりあえずの夕食に、グリーンカレーにしてみた。
レトルトのグリーンカレーに、どっさり加えて煮るだけ。ほぼ「タケノコのグリーンカレー和え」という状態となった。

見た目は改善の余地あり、でも味は良い。嵩があるから、ご飯は不要となった。
たぶん「鶏挽き肉とバジルの炒めもの(名前忘れた。エスニック料理の定番)」風に作っても美味しいと思う。

 


高校生の時に、不思議な「たけのこぱん」を食べた記憶がある。昼休みになると町のパン屋さんが、惣菜パンや菓子パンを売りにくる。僕はお弁当を持参していたが、たまに(主に売れ残りで半額になった品を)おやつ用に購入していた。
その売れ残りパンのなかに、「たけのこぱん」があった。
見た目はカレーパン、中に角切りのタケノコが大量に入っていた。麻婆茄子の味付けで、少し辛く、濃い塩気があった。
今でも鮮明に覚えているから、なんらかの感興はあったのだろうが、当時は特に騒ぐこともなく、にこにこと(生物準備室で)食べていた。
少し前に、高校時代の友人にその話をしたのだけれど、まるで信じてもらえなかった。「ドラえもんパンは覚えている。ナポリタンパンも食べた。でもタケノコの揚げパンなんて信じられない」と言う。僕だって信じられないが、でも本当にあったのだ。

いつか何処かで売っていたら、たぶん買ってしまうと思う。特別に美味しいものではない、とわかっていても、買う。そういう類の食品として「たけのこぱん」は記憶し続けている。

 

徳永久美子のもっとパンを楽しむ生活

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