カオスの間際と、ドラゴンフルーツと、雨。

雨。
近所の公園は、桜が満開。山全体が白く霞んで、そして桜色に染まっていた。「桜まつり実行委員会」の人達には悪いけれど、晴れている時よりも景色として“上等”だと思う。

 

部屋の片付け、旅の後片付け、その他諸々の懸案事項を延々とこなしているうちに、もうこんな時間。
途中で混沌に絶望しそうになったが、いずれ収束するカオスだとわかっているから乗り切れた。部屋はすっきり、あとは冬物をクリーニングに出して、クローゼットを整理するだけ。
家事のなかでも、片付けに関しては、気を抜くと先鋭化する。毎日の整理整頓ならば特に問題が無いのだけれど、日を決めて作業を開始すると、それはもう収拾がつかなくなってしまう。あらゆる部分が目に付くようになり、旅行道具の整理のはずが、いつのまにか革製品のメンテナンスになり、同時進行で書棚と服の棚卸しが始まってしまう。混沌が深まるにつれ、疲労し、判断力が落ちる。これはもう悪循環以外の何者でもない。有限な週末には避けねばならない事態だ。

今日は幸いなことに、そこまでには至らなかった。21時頃には本当に酷い状態だったが、それから1時間で概ね満足できる状況となり、「残りは明日と明後日、そして来週末!」と、区切りができた。これは幸運であり、かつ僕の家事遂行能力が未だ衰えていないことを示している。自分を褒めても罰は当たらないと思う。

まあ、旅行や年末年始といった、喫緊の、そして延期できないスケジュールが待ち構えていなかった事が、精神の余裕に繋がったのだろう。
昨日今日と、かなり「想定していた以上にタスクが滞る」状況だった。でも気分的には、それほど焦りもなく、徒労感もなく、忙しいながらも良い休日を過ごせたと考えている。

 

ところで沖縄土産の「ドラゴンフルーツ」が、甘くない。
スイカの白いところよりは甘いが、果物としては残念な感じ。
買った時に「食べ頃は1週間後」と聞いたが、もう少し待ってから切れば良かったのかもしれない。これは放置すれば甘みが増すのだろうか。

かつて東南アジアに行った時、よくこのドラゴンフルーツが出てきた。ホテルのビュッフェや機内食、レストランのフルーツ盛り合わせなど、本当によく食べた。たぶん静岡県における冬場のミカンのような、ありふれた、さほど高価ではない果物なのだろう。
あの時も、そんなに甘くなかった。ドラゴンフルーツというのは、こういう味なのかもしれない。

「果物としては残念」と書いたが、僕はこの種の薄甘さが大好物である。ただし家族は、一口だけ食べて、あとはもう食べない。香りや酸味に乏しく、甘みが薄いせいで、ほのかな南国果実感が際立ってしまっている事も、彼らが好まない原因なのだと推測する。明日は冷やして食べる。

 

ところで、いつになったら「有頂天家族 二代目の帰朝」を読めるのだろうか。最初の章だけ少し読んで、それ以後は読む時間がとれない。すごく楽しそうなのだけれど。

有頂天家族 二代目の帰朝

 

有頂天家族 二代目の帰朝

有頂天家族 二代目の帰朝

 
有頂天家族

有頂天家族