茄子の歯磨き粉

職場で昼休みに使う歯磨き粉を、帰宅時に買った。
特にこれといったこだわりがあるわけでもないから、300円くらいの、普通のミント味のものを購入。いつも家族は「GUM」を買う。「GUM」が特別に優れているとは思えないが、きっと安くて無難なのだろう。

 

 

ところで、歯磨き粉については昔から疑問に感じていることがある。
どうして「フッ素配合で歯を強くし、抗菌剤で菌とたたかい、ビタミンで歯ぐきを癒やし、天然の研磨成分がステインを落として(略)全体はストライプ模様」のような、「全部入り」の品が無いのか。
かつて歯ブラシには、「球形の毛先と先細の毛先を並べ、外側と内側の固さを変えたコンパクトヘッド」が存在したと記憶している。コンパクトというにはいくぶん細長く、なんとなく「全ての特徴が中途半端で、持ち味を活かしていない」そんな感想を覚えた。歯ブラシに関しては、パーフェクト・バージョンを作ろうとすると、長大なヘッドを備えることになり、コンパクトで磨きやすいという特徴を欠いてしまう、そんな気がする。
歯磨き粉ならば、多くの成分を盛り込んだところで、破綻は少ないのではないだろうか。そう思うのだけれど、まだ出会ったことがない。
少年漫画において、中弛みの解消と、次の章(というのはつまり、次のバトル)へ移行したことを示す、ただそれだけのために出てくる「力も術も知力も備えた(しかし下衆な)敵」のような歯磨き粉が存在したら、僕は買ってしまうだろう。
友人は「じゃあ混ぜたら」と言う。何種類か購入し、全て混ぜ、必要ならば成分を追加し、チューブに詰め戻せばいい、と。腐るものじゃないし、そうやって1年分くらいの「万能歯磨き粉」を備えて、素敵なデンタルライフが送ればいいじゃないか、との提案。提案にしては熱意が足りないし、僕だってそこまでする気分にはなれない。いつか暇になったら、作ってしまうかもしれない。

美の友ナス歯磨き黒 80g 

丸なす塩漬粉末ハミガキ 高原 50g


ドラッグストアの歯磨き粉売り場、端のほうに高価で渋いデザインの品が並んでいて、いつか買ってみたいと思っている。漢方成分配合とか、ナスの炭とか、そういうもの。そのまま視線をずらすと入れ歯用品に繋がっていることがほとんど。つまりは老人向けの品なのだと思う。僕も老いて、ある程度の経済力があったら、その時に買ってしまうかもしれない。高いといっても買えない価格ではないのだけれど、でもやはり躊躇ってしまう。

 

オーサワジャパン なすの黒焼(袋入) 50g

オーサワジャパン なすの黒焼(袋入) 50g